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「板橋区民まつり」

(2006年10月21-22日 板橋区立グリーンホール前道路・周辺 にて)

ストーリーのある「食の場」づくり―県人会ブース―

 秋晴れの空のもと、第35回板橋区民まつりがおこなわれました。会場の板橋区立グリーンホール前の道路では、各県の県人会の物産展がひらかれ、朝10時開場の前から、たくさんのお客さんがつめかけていました。
 参加していたのは、鹿児島県、青森県、埼玉県、北海道、宮城県、長野県、山形県、秋田県、山梨県、群馬県、石川県、茨城県、沖縄県、新潟県、富山県、栃木県のみなさん。売られているのはお国自慢の産物ばかり(写真説明にある産物名は、ほんの一部です)。

鹿児島県:きびなご丸干し、芋焼酎、黒砂糖

青森県:リンゴ(ジョナゴールド、トキ)、鮭とば、にんにく

埼玉県:川越芋の焼き芋、おはぎ、赤飯

北海道:じゃがバター、日高昆布

宮城県:ずんだ餅、一の倉などの清酒

長野県:野沢菜漬、そば、おやき

山形県:赤かぶ漬、晩菊などの漬け物、玉こんにゃく

秋田県:はたはた、しめじなどのキノコ類、比内鶏、稲庭うどん

山梨県:甲州ワイン、信玄もち

群馬県:焼きまんじゅう

石川県:焼きちくわ、能登の梅酒

茨城県:あゆ塩焼き、だんご

沖縄県:沖縄そば、サータアンダギー、こーれーぐす

新潟県:エチゴビール、新米、いちじく

富山県:ますのすし、かにの押し寿し

栃木県:ぎょうざ、桐の下駄(足利)

 

 

 

 

 また、板橋区在住の人たちが集まった県人会なので、ただ物産を買うだけでなく、土地での食べ方など、お国柄をうかがいながら買い物できるのがうれしいところ。
 たとえば青森県のブースでは、「葉ありリンゴジュースって何ですか?」と一言きくだけで「県外用には色づきよい実を出荷した方がいいから、果実のまわりの葉を落としちゃうんだけど、このジュースは(加工用なので)葉はそのままにして育てるんだ。その方が糖度があがってうまいんだよ」と教えてもらったり、山形県では「丸こんにゃくは、するめで出汁をとって濃い味の醤油で仕上げする。山形にはこんにゃく畑はないんだけど、他県からこんにゃくの粉をもってきてつくるんだ、うまいよぉ。」と勧めてもらえたりします。

 売り子さんとお客さんが顔なじみなことも多く、「また来たよ」「これ食べてって」とテンポのよい会話が弾みます。区民まつりだから特別、といつもよりお得な値段がついていることもあって、おまつりの初日ではけてしまった商品もあったそう。元気のよいかけ声に誘われるお客さんは皆、気持ちよさそうに歩いていました。

芋煮で「食育」―山形県最上町―

 最上町のブースでは、芋煮と今年とれたばかりの新米が並んでいました。芋煮は醤油味の汁の中に、里芋、しめじ、長ねぎ、こんにゃく、日高牛がたっぷり入っています。汁をつくってもつくってもお客さんの列は途切れることなく、その人気ぶりは、二日目は午前中300食、午後300食を用意したにもかかわらず、どちらも1時間半ほどですべて売切れてしまったほど。
 また芋煮と一緒に長州小力さんをキャラクターにした食事バランスガイドのパンフも手渡され、食べながら熱心に読む人の姿が見られました。

 今年とれたばかりの新米は、アイガモ農法でつくられた完全無農薬米。田んぼの中で群れるアイガモの写真やチラシが配られるのを興味深そうに見た人たちが、それならば、と米を手に取ります。
「おいしい(おいしそう)」と思えるのは、売り手の飾らない気持ちが直接、買い手の心に届くからなんだということが、実感できる瞬間でした。


おいしそうな匂いによばれたお客さんの列

大鍋には300人分の芋煮

アイガモ農法でつくられた新米を元気にアピール

 

小力パンフが大人気!--板橋区役所健康増進課--

 19日におこなわれた「食育講演会」の折から大人気だったのが、長州小力さんをモデルにした「食事バランスガイド」のパンフレット。

 まつりの当日も、配布されていた板橋区役所健康増進課の方は、「小力さんは年配の方から子どもまで、幅広い層の方がご存知ですね。だから配るそばからなくなってしまいます」とのお話。パンフレットをただ手渡すだけでなく、食事バランスガイドの見方や、気になることなど、質問をする区民の方にていねいに答えていました。

長澤まさみさんのポスターがかざられた健康増進課のブース

小力パンフで食事バランスガイドをPR

会場の様子

 「とれたて村」のあるハッピーロード商店街でも、区民まつりと連動した企画がありました。それは、鴨川物産展。さざえのつぼ焼き、いかの丸焼きが香ばしい匂いをあげるなか、魚の一夜干し、長狭米の新米、さらには「まつり寿司」とよばれる巻き寿司の実演販売がおこなわれました。
  巻き寿司の切り口には、でんでん虫、ちょうちょ、梅など6種類の模様がのぞきます。「今日は時間がかかるからできなかったんだけど、時期にはアジサイ、クリスマスには長靴とか、季節にあわせた模様にしては楽しむものなんです」とのこと。

 ブースの説明をしてくださった鴨川市農林業体験交流会事務局の清水宏さんは「鴨川市は平成17年に旧鴨川市と天津小湊町が合併していまの形になったんです。野菜の生産地である鴨川、お米といえば長狭米、鴨川の江見地区は花どころと、四季折々の幸に恵まれているところです」と話してくださいました。

ハッピーロード商店街の中にある「とれたて村」

お客さんでにぎわう鴨川物産展

祭り寿司をつくる姿をケーブルテレビが取材

切り口の模様はでんでん虫など6種類

 

 またその向かいではアンケートもおこなわれ、食事バランスガイドのコマが頭上にゆれる下、熱心に答える人たちの姿がみられました。

アンケートに答える人たち

食事バランスガイドのコマがついた風船を配る