京都大学生協食堂キャンペーンの紹介テーマは「食堂を活用した栄養指導」06年11月18〜19日、神戸国際展示場で開催された「コープたべる、たいせつフェスティバル2006―主催:日本生活協同組合連合会―」の交流シアター「コープたべる、たいせつ〜食育視点の事業活動〜」で京都大学生協食堂キャンペーンの状況を紹介しました。 紹介したのは、京都大学生協食堂企画室 管理栄養士の友藤弘子さん。京都大学生協食堂のキャンペーンの中心的な役割を担った京大生協食堂勤続38年、自称「元気な食堂のオバチャン」です。京大生協のキャンペーンで「食事バランスガイド」を学生達が知る上で、キャンペーン1週間前から生協食堂の全テーブルに 「食事バランスガイド」を説明した卓上メモを設置したことが威力を発揮したことを含め、日頃の「食堂を活用した栄養指導」をテーマとした発表となりました。
大学生の食習慣は時代を映す鏡30年間、毎日大学生の食生活と向き合ってきた友藤さん。大学入学の時点で身についている食習慣は、時代の流れの影響を受け大きく変化している、といいます。 例えば、学食でいつも一人、友達と一緒に向き合って食事ができない学生の話を聞いてみると……小学校時代から塾通いで、夕食は塾で家から持ってきたお弁当、教室で黒板に向って一人で食べ「家族で揃って楽しく夕食を食べる経験が少なかった」という事実にぶつかります。そういう学生と友藤さんは一緒に食事をし、「人と向き合って食事をする楽しさ」を教える、そんなこともしています。 また今年の春、お昼時の生協食堂の電子レンジの前に大行列が。それは、自宅からご飯を持ってきて温める学生の列だったそうです。 こんな1つ1つの変化を友藤さんは見逃さずしっかり見つめています。 大学生の食の自立―主食・主菜・副菜を自分で選べる―友藤さんは、「自分にあった食事を選べること」を食の自立の第一歩に掲げます。そこで早くから京大生協食堂では、定食をやめ、カフェテリア方式を導入してきました。 メニューは常時約300種類。食堂ではトレイを持ち、まず「主食」であるごはん類と一緒に汁を選びます。次は「主菜」、こちらにはさんまの塩焼きやさばのみそ煮、鶏のから揚げなどのメニューが並び、次に「副菜」、こちらにはほうれん草の胡麻和えといった定番から湯葉のおろし和えといった京都らしいメニューもあります。 食堂のメニューの提供スタイルが「食事バランスガイド」の分類とあっていたことも、今回のキャンペーンで学生達がすばやく「食事バランスガイド」を実践できた大きな要因でもあったようです。 ごはん離れに歯止めをかける!「食事バランスガイド」では、主食が基本形で、1日5〜7つとなっています。ごはん茶碗で換算すると小盛り1杯が1つ、ごはんだけを食べると、小盛りで1日5から7杯になります。「そんなに食べられない」「結構食べられるのね」という声は女性からよくあがります。
京大生協食堂のごはんの盛り方は、5種類(LL、L、M、S、SS)あり、SSライスは120g。ちょうどコンビニのおにぎり1つに相当します。おもに女子学生が利用しているようですが、最近では男子学生もSSライスが増えているそうです。 こういった姿勢こそが、大学生の食の自立を確立していく上で非常に大切な力になっているに違いないと思いました。 |
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