【2003年度 審査結果に戻る】


◆最優秀賞(農林水産大臣賞)

教育分野

「子どもが作る「弁当の日」」

 
 
 

綾南町立滝宮小学校りょうなんちょうりつたきのみやしょうがっこう

(香川県綾歌郡綾南町)あやうたぐんりょうなんちょう

親が手伝わない弁当づくり

学校給食には食教育の柱として多くの工夫と努力がなされています。その努力が児童に伝わっていないと感じたとき考えたのが、児童自身の手づくり弁当を持参する「弁当の日」の取り組みでした。「くれぐれも子どもの弁当づくりを手伝わないでください」。3年前のPTA総会でこう依頼したとき、滝宮小学校の「弁当の日」が始まりました。

献立から買い出し・調理・弁当箱詰めまで

調理技術は第1学期の家庭科授業で学びます。10月から翌年2月まで月1回を実施日としました。5年生は2回、6年生は5回それぞれテーマを定めてチャレンジします。指導のために教員免許を取得した学校栄養士の熱意が児童に伝わりました。お互いの弁当を批評しあう。ほめてくれる。これまでにはなかった話題が「知恵」の交換につながります。

子ども・親・地域が育った3年間

1食の弁当づくりにこめた願いは児童をとりまく環境を少しでもよくしたいという6つの夢にあります。「一家団欒の食事が当たり前になること」「食べ物の「命」をイメージできること」「子どもたちの感性が磨かれること」「人に喜ばれることを快く思うようになること」「感謝の気持ちで物事を受けとめられるようになること」「世界を確かな目で見つめるようになること」。児童の成長、家庭の成長、地域の協力が進んだ3年間でした。多くの小学校でこの取り組みがひろがることを願ってやみません。



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