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◆優秀賞(農林水産省 消費・安全局長賞)

教育分野

「給食を作ろう大作戦!」

 
 
 

福富町立久芳小学校くばしょうがっこう

(広島県賀茂郡福富町)

あしたから給食が来なくなったらどうする?

「食べられることは当たり前ではない」「食べ物を作ることは大変なことなんだ」。便利さと手軽さに慣れきった子どもたちにいま必要なことは「実体験」ではないでしょうか?
収穫の秋にあわせて4日間手作り給食を作ることで、子どもたち自身の育つ力に期待したのがこの単元の目的です。「教師は手出し口出しをしない」「お金は使わない」「家から食材を持ってきてはいけない」「困ったときは学校支援ボランティアに頼る」ことを約束ごとにしました。そして学年縦割り班を編成して助け合いの力にも期待しました。

まずは米・野菜の食材栽培からスタート

「お金を使わない」で食材を調達するためには自家栽培しなければなりません。自ずと田んぼでの稲栽培、学校農園での野菜栽培が課題となって、農作業の苦労を「実体験」します。農作業のためには地域の「米作り名人」「野菜作り名人」などゲストティーチャーの助けが必要です。子どもたちは学校という狭い世界を出て、地域社会の人々に学ぶ力を身につけていきます。

家庭・学校・地域の人々から学ぶ

献立を作るためにも知識が必要です。調理には技術も必要になります。栄養管理、衛生管理はすべて初めての体験。こんどは栄養士さん、調理師さんに学ぶことになります。縦割り班では低学年から高学年までの児童がお互いに助け合い学び合います。そして最後は、お世話になった地域の人々を招いてともに給食をいただきます。多くの人々から学んだ子どもたちは家庭に帰って家事や食・環境について話すようになりました。子どもたちはまさに「実体験」から自主的に学びそして成長していくのです。



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