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◆優秀賞(農林水産省 消費・安全局長賞)

農林漁業分野

「有機のまちづくりをめざして」

 
 
 

那賀町有機農業実践グループ

(和歌山県那賀郡那賀町)ながちょう

大量生産・大量流通は地域農業を活性化しない

果樹園芸の盛んな「紀ノ川」中流域に位置する那賀町も、ここ30年間で農業環境が大きく変貌しました。単一品種の大量生産が大量流通を可能にしましたが、輸入農産物と多様化した流通消費形態が農産物価格を不安定にさせました。そこで地域農業をどうやって活性化するのか模索した結果出された結論が、有機農業による町づくりでした。1995年には町議会が「那賀町有機の町づくりプラン」を決定し、私達のグループはまず26人でそのプランを実践することになりました。

直売所「花野果さん」開設

町づくりプランには次の柱があります。「新しい農法の推進」「リサイクルの推進」「住みよい環境づくり」「消費者・町民への意識啓発とPR」の4つです。そして地域農業関係者が協力して「有機農産物認証委員会」を設置して、独自の認証制度も作りました。その認証マークは郷土が生んだ医聖「華岡青洲」をマスコットモデルにしました。2003年には会員が80人に増え、直売所「花野果さん」を開設するまでになりました。

子ども農業体験活動と学校給食

活動の柱に沿って実践する中から生まれたのが学校給食への地元農産物利用です。那賀町では2002年に新しい学校給食センターが開設され、栄養士、調理師、生産者が年間計画で地元農産物を納品するためのよいチャンスとなりました。今も毎月給食関係者が集まって野菜の成育状況や出荷計画を立てています。そして、その農産物を利用する小学校で
の農業体験活動が町づくり・地域づくり活動に幅をひろげるようになりました。大量流通・大量消費ではない地産地消こそ地域づくりの柱ではないかと思います。


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