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◆優良賞(地域に根ざした食育推進協議会会長賞)

食品産業分野

「農家レストラン」

 
 
 

おらほの手づくり倶楽部・食い道楽

(岩手県二戸市)

「ひっつみ」「かっけ」「へっちょこだんご」

これらは岩手県北地方に伝わる雑穀料理の名前の一つです。冷害をもたらす「やませ」のため米栽培がままならなかったこの地方にとって、日常家庭料理はもちろん、冠婚葬祭、地域行事にも利用された雑穀はとても大切な食糧でした。そしてその雑穀料理は岩手県北地方の食文化そのものなのです。ところが「やませ」に強い葉タバコ、耐冷性の米品種、商品作物の普及によって、いつしか雑穀栽培は忘れられるようになりました。

農家主婦13人の「おらほの手づくり倶楽部・食い道楽」

そのなかでも、雑穀は安全・安心な農産物、機能性食品として見直されるようになりました。行政も消費者のニーズに応えて「雑穀王国」を復活させようと生産振興に取り組むようになりました。そして雑穀普及には雑穀料理の再現・現代風改良が必要になります。
そこで私達農家主婦13人がグループを発足させることになったのです。もう満5年になります。

雑穀茶屋 つぶっこまんま

当初は地元イベントや首都圏でのキャンペーン、学生との交流事業を通じた体験指導が中心でした。そこへ地元商工会の後押しも受けて空き店舗を活用した雑穀郷土料理店を運営するという計画が持ち上がりました。もちろん不安はありましたが、5年間の活動で得た自信で思い切って始めることにしました。「つぶっこ」とは雑穀「粒」の愛称、「まんま」とは「ごはん」のこと、雑穀栽培に専念するメンバーと店舗に専念するメンバーの協力で常連客も増えています。


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