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◆優秀賞(農林水産省 消費・安全局長賞)

教育分野

「とべっ子ふるさとレストラン」

〜三世代立体交流型の食育活動〜

 
 
 

幕別町立途別小学校まくべつちょうりつとべつしょうがっこう

(北海道中川郡幕別町)

小さな学校水田が受け継ぐ大きな歴史

十勝地方で初めて稲作に成功した歴史を持つ「途別」は、アイヌ語で「沼より出ずる川(トーベツ)」と呼ばれた湿地帯でした。一時期は道東有数の水田地帯として知られたものの、1986年を最後に途別の稲作は幕を閉じました。この学校水田は、規模は小さくても「十勝水田発祥の地」という歴史を受け継ぐ地域の水田でもあります。

地域の生産と暮らしをまるごと伝承する

稲作だけでなく、学校農園で栽培するじゃがいも・かぼちゃ、大豆・小豆、そば、とうもろこし等の生産体験には、地域住民・保護者という世代をこえた協力があります。また、生産に根ざした民俗芸能「とべっ子ヨサコイ」、「田植え・雨乞い踊り」等を子ども達が創作しました。この民俗芸能は今では老人クラブや農協婦人部が演じるまでになりました。

道東初の「小規模特別転入学認定校」

生産物は学校給食で利用する他に、修道院や老人ホームにも寄贈します。そして「そばうち」や「もちつき」をプログラムに入れた収穫祭は地域住民全体のふるさとレストランになっています。このような生産から食育まで地域住民が一体となって子どもを育てる活動が認められ、道東初の「特認校」となりました。2004年春に学区外から転入した児童を受け入れ、少子化の中で児童と教員が増加するという成果につながったのです。



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