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--優秀賞 農林水産省 消費・安全局長賞--

農林漁業分野

農業体験受入型食農教育

 
 
 

古屋農園(古屋勝・良子)

(北海道旭川市)

●農業はいのちを守り育むもの

学校を出てから就農し、まもなく私自身が農薬中毒を経験したこともあって、農薬を減らす農業を考え始めました。大幅な減農薬に踏み切って数年後、1987年に「豊田はさがけ米の会」ができ、消費者の方々に田んぼへ来ていただくようになりました。泥んこになりながらのはさがけ体験、おにぎりと漬物だけの試食会…農の現場での汗を流しながらの交流が、生産者と消費者をさらに親密な関係に高めたような気がします。体験交流した市民や学生が、団体受け入れのサポーターに育っています。

●旭川市民農業大学(AND)の取り組み

1998年には、私も参加している旭川農業2世紀塾が、市民を対象に「旭川市民(A)農業(N)大学(D)」をスタートさせました。これは、農業の現場で農や食・命について語り合う体験型の消費者交流への取り組みです。これまで述べ650人を超える市民を仲間とともに受け入れています。2001年には、ANDの子供版「旭川子供農業体験塾」がスタート。小学校5.6年生を対象に農家での体験の受け入れを行なっています。

●子供たちにもらった力と勇気

子供たちは田植えを体験し、田んぼの生き物たちと遊び、野菜を生のままかじって感動し、もちつきも上手にこなします。紫稲で田んぼに描くメッセージも子供たちから寄せてもらったもの。農の現場は子供たちにとって「本物に出会う学習の場」です。でも、私たち大人がいつも先生であるわけではありません。2004年9月の台風の後、子供たちからたくさんのお見舞いと励ましの寄せ書きが届き、家内と涙を流しながら読んだことは忘れられません。大きな力と勇気を子供たちからもらいました。