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--優秀賞 農林水産省 消費・安全局長賞--

農林漁業分野

地域ぐるみで取り組む「ぎょしょく教育」 〜食育で水産と地域を紡ごう〜

 
 
 

愛南町ぎょしょく普及推進協議会

(愛媛県南宇和郡愛南町)

●ぎょしょく教育を通して地域の良さを理解する

 水産業の盛んな地域の愛南町ですが、子どもや若い世代を中心に魚を食べることが少なくなってきています。魚の種類や栄養などの知識だけではなく、漁獲から流通・販売までの魚の流れ、調理方法や地域の伝統的な食文化を学び、地元産の魚を食べることを通して、地域社会を理解する「ぎょしょく教育」を実施しています。愛南町という地域の良さを理解し、地域を誇りに思う子供や若い世代を、地域ぐるみで育てていきたいと思っています。

●大学、水産関係者、学校教職員の協力で

 コンセプト(6つのぎょしょく)と教育プログラムは、愛媛大学の研究グループが主体となり、町内の学校教職員や水産関係者の協力により開発されました。児童と保護者が参加し、地元の水産業を学ぶ講義形式の授業、地元の魚を使った調理実習、鮮魚店主による魚さばきのデモンストレーション、参加者全員での会食などの基盤プログラム、漁協の魚市場・鮮魚店の見学や関係者へのインタビュー等のフィールド実習などの展開プログラムで構成されます。

●気持ち悪かったけど、またやりたい

 アンケートでは、魚を触って「気持ち悪かった」けれども、「面白かった・楽しかった」や「またやりたい」という回答がほとんどを占めました。そして、講義や調理体験〜試食を通じて、約6割の児童が魚を好きになるプラスの効果が現れました。水産業の盛んな愛南町ですが、子供たちが魚に直接触る機会は限られており、その機会を積極的に作り出していくことが必要とされていることがわかります。