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--優良賞 地域に根ざした食育推進協議会会長賞--

教育分野

カッキータイム 〜柿産地のふるさと総合学習〜

 
 
 

奈良県五條市立西吉野中学校

(奈良県五條市)

●日本一と称される、西吉野の柿

 卒業生のほとんどは、卒業すると西吉野地区以外の学校に進学します。日本一とまで称されるようになった「西吉野の柿」ですが、この地域で柿栽培が始まってから日本一になるまでに至った様子は、西吉野の学校でしか学習させることが出来ないと思っています。地域の人たちの願いと学校の教育が一つになった、柿に関する体験学習をすることで「ふるさと」に誇りを持ってもらいたいと考えました。

●柿の摘蕾実習から学んだこと

 南部農林振興事務所農業普及課から3名指導に来ていただき、摘蕾作業の意義と効果、重要性の話を聞き、その後全校生で10本の柿の木の摘蕾作業をしました。新芽についた蕾をていねいに間引いていく作業ですが、力余って枝を折ってしまうというシーンがよく見られました。そのたびに、「あぁ〜あ」と嘆きの声が聞こえてきて、もう元に戻らない失敗を重く受け止めてもらえたと思います。後日、家庭でこの作業の手伝いをした者が多くいたようです。

●昔の人はすごい……

 柿と共に校区で盛んに栽培されている特産品の梅の、「梅干し」を作る実習もしました。家庭で栽培した梅を持ち寄り、「食の達人」の指導に従って作業を進め、土用干しの作業は分担して3日間行いました。シソ入れをして土用干しをした時には、緑色の梅が真っ赤に染まっていることに驚き、食べてみれば、すっぱさだけでなくその深い味わいに感激した者もいたようです。やっぱり、昔の人はすごい……と。