3 農林水産省 消費・安全局長賞 <農林漁業分野> やきつべの里フォーラム地域の子どもと「心」コミュニケーション発表者:ユ田光男 さん ■休耕田を借りた農業体験こんにちは。焼津から来ました、ユ田です。よろしくお願いいたします。焼津といいますと、皆様ご承知かと思いますけれど、カツオの水揚げ高が日本一です。けれど今、気温の関係でかなり減っているようです。人口は約12万人です。農業は、ミカンとかお茶といったものは作業が大変ということで、だいぶ減っているようです。田んぼ(米農家)は、2代目3代目もなかなかやってもらえない状態で、農家の人もちょっと困っているといったところです。 そういう中で「やきつべの里フォーラム」は、休耕田を借りて農業体験をしております。焼津市は海・山・川とある中で、私たちが活動している東益津地区は、高草山(たかくさやま)の山麓にあります。歴史文化の宝庫とも言われております。 ■テーマは「心」、各団体と連携がカギ
焼津市の8公民館のうち、3つの公民館で「三公民館合同地域交流講座」というのをやっております。これが「MYライス」というものです。東益津小学校5年生の総合的な学習も、米作りになっております。それともう一カ所、焼津南小学校5年生のバケツを利用した米作り。お米の関係はこの3事業を行っております。 また、サッポロビール静岡工場さんにもご参加いただいているのですが、その場合のメリットをちょっと言っておくと、工場内の施設を借りられることがあります。敷地内の川でホタルの放流をしたり、ひょうたんを植えて、子どもと一緒にひょうたん作り・ひょうたん飾りなどやることも可能になっております。 ■年7回の稲作体験「MYライス・東益津小学校5年生」 お米作りの目的を説明させてもらいます。 MYライスは、平成17年より、モミまきから米粉料理教室・「食事バランスガイド」まで年7回、親子での農作業体験を実施しています。昨年、東益津小学校5年生は、むろ出し後、田植えまでの16日間、朝夕時の水掛けがうまくできず、稲苗24箱の生育に失敗しました。そこで今年はグループをクラスで作ってもらいました。やる気を出すために、常にグループ単位で田んぼに行き、今どういう状態になっているのか、それを見ながらどうするのかを、考えて責任を持ってもらうようにしました。 5月には苗を作るんですけど、「ムロ出し」をやります。もみまきしてからだいたい5日〜7日くらいでムロへ出します。すると、色が黄色いんです。 ■自分で考える「田植え」田植えは手植えをします。子どもの農業体験の場合、田んぼの広さが千平方メートル、一反になります。植える途中で子どもは飽きがくるのですが、そこで止めるわけにはいきません。「みんなで植えないと終わりませんよ」、ということを初めから言っておきます。そうすると、一生懸命植えてくれます。苗の植え付けですが、なかなか大人のようにまっすぐとはいきません。終わってから子どもに、もう一度田から離れて田を見てもらいました。どのようになってるかを見てもらい、自分たちでこれからどうするか、そして悪ければ直してもらう。 子どもに責任を持たせてやるのが一番かな、と思います。そうすると自分たちで考えてもう一度、一生懸命田植えをしてくれます。これみんな失敗をすることを恐れないということ。私は黙ってます。失敗してもいいもんですから。そうすると、失敗したとき、次のことを子ども同士で考えてくれます。 ■失敗して次のことを考える
なるべく子どもには、いろんなことを覚えてもらいたい、失敗してもいいですから。そうすると次のことを考えてくれます。 ■もったいないを大事にする 米作りは、もみまき、田植えからやって、餅つきと、米粉クッキングまでやります。また、さつまいも掘り、さつまいもの焼きいもも作ります。
それと昨年一つ増えたのが、大根を種まきから育て、大根を収穫して、おでんにすることでした。焼津には魚の加工組合もあり、焼津の名産「黒はんべ」を作る体験をして、それと一緒に子どもたちが作った大根で、おでんを作りました。 中学生になると、給食を残す子どもが多いようです。みなさんの地域の中学もそうだと思いますけど、残飯が増えてもったいないな、そういうことだと困るな、と。静岡県でも「もったいない」という言葉を使います。昔の言葉かもしれませんけど、大事にしたいなと思います。 (要約文責:地域に根ざした食育推進協議会 事務局) |
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