●農林水産大臣賞 上越市立高志小学校5年生
農林水産大臣賞を受賞した上越市立高志小学校の展示。ブースには常に来場者がつめかけ、熱心に話を聞いていました。 受賞のポイントをうかがうと、「たんに稲を育てただけでなく、子どもたちが『どのようにとらえ・決め・実行し・成長したか』を丹念にフォローしたことが、決め手となったのではないでしょうか」とのこと。
たとえば育てたお米をおにぎりにして販売した際には、値段を決めるために、ある子どもはコンビニのおにぎりの値段を調べ、ある子どもは農協へお米の値段を問い合わせました。 結局、お客さんに値段を決めていただくことで落ち着いたのですが、子どもが「自分で考え・調べた」ことこそが重要でしたと、お話しされていました。
中央のオレンジのパネルが、今回の事業でつくられたみそ汁のレシピ集。村の特産品を使ったレシピは、村内全ての家庭に配られています。 レシピ集にはいろいろなバリエーションのみそ汁・スープが提案され、子どもに「毎日みそ汁を食べてもらいたい」という願いが込められています。 今後は調理実習での活用や村民へのオリジナルレシピの募集などが行われる予定です。 会場には、特産の「米良大根」や「イセいも」も並べられ、来場者がめずらしそうに眺める姿も見られました。
●農林水産省消費・安全局長賞 西海市立瀬戸小学校
西海市立瀬戸小学校では、5年生の生徒たちが地域の食材を使ってオリジナルレシピを開発し、1日だけの「 大瀬戸食堂(バイキング方式)」を開店。それまでの調べ学習でお世話になった地域の人たちを招き、料理を振る舞った取り組みをしました。
展示パネルでは、大瀬戸食堂開店までの流れや、「かわはぎのフィッシュバーガー」などのオリジナルメニューが、数多くの写真とともに紹介されていました。
株式会社 日立柏レイソルのブース。同チームに所属する子どもたちにむけた、栄養指導や食育活動についての活動記録DVDなどを使って展示されていました。 モニターやパネル、食品サンプルがとても見やすく配置され、ほかと比べても完成度の高いブースとなっていました。
東益津公民館と共催で、1年間をかけ米を育てる「Myライス事業」、東益津小学校の「チャレンジ米作り支援活動」などのパネル展示ほか、ブースの前には焼津の特産品の数々が並べられました。 黒ハンベや鰹節といった焼津の特産品に、来場のお客さんも興味津々の様子でした。
●農林水産省消費・安全局長賞 NPO法人霧島食育研究会
NPO法人霧島食育研究会のブースでは壁一面に料理写真が飾られています。これは過去に行なわれた「霧島・食の文化祭」に出品された料理を撮りためたものとのこと。 ブースの中にはなんと「ちゃぶ台」があり、卓を囲んでリラッスクスしながら、まわりの写真をじっくりと眺める事ができました。
●地域に根ざした食育推進協議会会長賞 保土ヶ谷区お弁当向上委員会
保土ヶ谷区お弁当向上委員会のブース。幼稚園児や中学生のいる家庭を応援する、「簡単手作りお弁当」や「お弁当のポイント」など、活動報告ポスターの展示がメインとなりました。
山口県立田布施農業高等学校のブース。地域の農業高校と地域の小学校5校との連携授業の取り組み。高校生たちが、子どもと一緒に麦を育てる試みをしています。 事の発端は、「農業高校の生徒が、 主食である米の生産量が年間900万トンに対し、食料廃棄量は年間2000万トンにも及ぶことに、疑問を持ったことから始まりました」とのこと。
この問題を解決するには、「より多くの人にこの事実を知ってもらう必要がある」と考え、フードマイレージの考え方をもとに、食料自給率が低い日本の現状を、小学生に伝える活動につながっていったそうです。さらには学校畑で小麦の栽培もして、地産地消の重要性も勉強しました。
ヒガシマル醤油株式会社研究所では、兵庫県龍野市の中学校を対象に出前授業を行なっており、約半年をかけて本格的な醤油づくりを体験してもらっています。 ブースでは、出前授業の様子をパネルで紹介したり、もろ味や丸大豆など、実際に使われた教材を展示して、子どもたちの興味を引いていました。
ささえたまご農園のブース。烏骨鶏の卵を使ったカステラの試食や卵クイズを行ない、ブースの前にはいつも人だかりができていました。 ブース内のパネル展示では、ささえたまご農園で使用している発酵飼料や発酵鶏糞の紹介に加え、エサやり体験、卵を使った料理体験の様子が紹介されていました。 さまざまな体験の試み中で、子どもが鶏にエサをやれるようになるまで、1時間ほどかけてゆっくり鶏とふれあう『エサやり体験』が、どの学校の先生に評価されているとのことでした。また卵を使った料理体験では、ニンジンをパスタ状に削った「カルボナーラ」が好評とのことです。
静岡県の保育所、「風の子の家」のブース。学童の「かべ新聞」や食育活動のパネル展示を行ないました。 「子どもたちのクラフト教室」では折り紙の独楽を作ってくれ、なつかしそうにコマをまわす来場者の姿がたくさん見られました。
3つの小学校が協力して、それぞれが他の2校へ、地元特産の畑と海の食材を提供し、お味噌汁を作る取り組みです。 ワカメを送った小学校では、ふだん食べ慣れているワカメが他校で絶賛されたことを知り、自分たちの町や暮らし、親の仕事などを新しい視点で見ることができたとのことでした。 またダシを送った小学校では、煮干なんて漁協で小魚を買ってきて、大なべで煮て乾かせば簡単にできると考えていたそうです。ところが、煮あげた小魚をベランダで干したところ、2、3日して蛆虫が大発生。しかしここであきらめるわけにはいきませんでした。2つの小学校がこの煮干を待っているからです。そこから子どもたちは、煮干の作り方を真剣に学び始めたそうです。 「自分たちの食材を待っている人たちがいる」ことが、責任感を学ばせるよい機会になったということでした。
掛川新銘茶づくり協議会のブース。お茶の試飲や「さえみどり」「つゆひかり」の紹介などを行ないました。