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--最優秀賞 農林水産大臣賞--

地場産物活用分野

「くまおに」「くまべん」「ひご野菜」
〜弁当づくりと伝統野菜が伝える地元農産物の魅力とこころ〜

熊本県立熊本農業高等学校

(熊本県立熊本市)
「くまべんの日〜校庭に弁当持って全員集合」

●「熊農おにぎりの日・熊農弁当の日」

 農業高校生だからこそ、食べ物に対する感謝の気持ち、生産している方々に対する感謝の気持ち、そしていつも食事をつくってくれているお家の人への感謝の気持ちを一層大切にしなければいけない。農だけでなく食も「当事者」となって自分を磨こうという思いで、昨年から全校(文化委員会主催)ではじめたのが、「くまおに(熊農おにぎり)の日」「くまべん(熊農弁当)の日」です。  どちらもご飯が主役で、お米の消費拡大・食材の地産地消につながり、全校に、そして家庭にも笑顔があふれる楽しい取り組みになっています。

●感謝の言葉がいっぱい(「くまべん」のあとに)

 初めて自分だけで弁当をつくる生徒への「助走」の取組みとして「くまおに」を体験し、翌月の「くまべん」でリベンジにかける生徒もたくさんいます。
体験後の感想文を紹介しますと―
 「みんなの弁当を見たら、すごくかわいくてびっくりした。自分でつくることの大切さと、いつもつくってくれるお母さんの気持ちがすごくわかった(2年女子)」
 「今回は高菜弁当で、めちゃくちゃ美味しかったです。これからもずっと続けていってほしい(3年男子)」
 「ひご野菜をたくさん使った弁当にした。卵焼きに水前寺菜を入れた(2年女子)」

「くまおに(上段)」と「くまべん(下段)」

●未来につなげる「ひご野菜」の環(わ)

 熊本伝統の「ひご野菜」は、水前寺もやし・ずいき・熊本赤なすなど15品目が指定されていますが、本校では、平成20年度から、学校農場に「ひご野菜見本園」を設け、育て方・食べ方の交流活動に取り組んでいます。  校外にも呼びかけて、農家・行政・企業も参加した「ひご野菜産官学連携会議」を本校で開催。そこで出た「子どもたちに食べさせたい」との意見を受けて、本校と農家からの提供で、学校給食の食材に。近隣の6つの小中学校で3000人が、ひご野菜雑煮を味わいました。  食と農を結ぶ拠点として、熊本の食文化を支える「ひご野菜」を、地域や子どもたちの心へつなげていくこと、それが熊本の農業高校で学ぶ私たちの役割です。

「水前寺菜」と「水前寺もやし」