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--優良賞 地域に根ざした食育推進協議会会長賞--

食生活向上分野

キャンプをきっかけに考える、こどもたちへの食育と地域の豊かさ再発見
〜キャンプの子ども料理体験は、地元の食材で〜

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター

(長野県泰阜村)
食事作りを通じて与えられることを「待つ」から自分から「関わる・動く」へ
焦げても気にしないよ!かぼちゃのうつわで、チャーハン、スープ
目指すはキャンプ野菜の村内自給率100%

●「地域に根ざし、暮らしから学ぶ」をモットーに

 1993年からはじまった「信州こども山賊キャンプ」は、毎年夏に小学1年生から中学3年生までの子ども達が全国から集う、子どもが主役のキャンプです。信州の大自然の中で、「こども山賊」になって、体の動く限り遊びまくる冒険キャンプ。そこでの暮らしは、食を中心にした他人とのかかわり、地域とのかかわり、自然とのかかわりの中で、食に対する関心の低さを解消することや、体験を通じて「心の豊かさ」や「生きる力」を育むことがねらいです。

●山賊キャンプのおきて「食事は自分で作る」

 朝・夕の食事は自分達で火をおこしての自炊。毎回、提供される一食分の食材で、各グループ(ボランティアスタッフ2人、年齢縦割りで10人前後の男子女子混合)ごとに自由にメニューを考えます。献立から、薪での火おこし、野菜切りなど食事作り全体に関わり、食事を作り食べることの楽しさやありがたさを実感、主体性やチームワークも身についてきます。山や川は大事な友達、後片付けには、米のとぎ汁を食器洗いに活用、鍋のすすよごれは灰や草を使って落とします。

●地元農家の意識がかわる地域密着型キャンプ

 キャンプの食材(野菜)の85%は地元泰阜村産。子ども達が、野菜本来のおいしさを味わえるように、全て旬の野菜を農家から提供していただいています。はじめは提供に消極的だった農家が、子ども達が野菜を受け取りに行き、「きゅうりは嫌いだったけど、泰阜でとれたきゅうりはおいしくてまるかじり出来たよ。おばあちゃん、おじいちゃん、ありがとう」と交流を重ねることで、農家の「やる気」に再点火。地域の活性化につながっています。