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--優良賞 地域に根ざした食育推進協議会会長賞--

地場産物活用分野

翠星ベーカリープロジェクト 〜地産地消パンの普及を目指して〜

石川県立翠星高等学校フードテクノロジー研究会

(石川県白山市)
翠星ロール・翠星米粉ロールが完成
小中学生にパン作りの手ほどきも
パン作りの研究中:膨らみはどう?

●すべて地元の素材でパンを作る

 「翠星高校フードテクノロジー研究会は、普段食べているパンの原材料の99%が輸入品と知り、地元の素材を使ったパン作りを始めました。活動1年目は、校内で栽培した南部小麦を挽いて全粒粉に、OBの酪農家の原料乳はバターにし、糖分は県産コシヒカリを甘酒にして自然の甘みを出しました。また、OBの養鶏家の卵も使ってバターロールを作り、試食会を催しました。2年目には、白山市の酒粕を酵母にした「白山パン」を披露しました。

●米粉パンの出前講座を小中学生へ

 3年目に入り、今までのノウハウを生かして商品化を目指し、県産米粉使用の「翠星米粉ロール」を開発、品質・価格の両面で市販品に負けないものを作ることができ、近隣スーパーの販売でも好評でした。こうして培った技術や指導力、コミュニケーション能力は、米粉のパン作り出前講座「翠星アグリ塾」として、市内の中学校での授業や小学生を対象にしたイベントで発揮しています。地産地消のパンづくりを広めることで、自信も深まりました。

●地産地消パン作りを通して得たものは

 活動を通して、学校の圃場や施設、卒業生といった財産に加え、地域の人々なども活用することで、輸入品や添加物に頼らなくても、すばらしいものづくりができることを理解しました。また、地域にはさまざまな食材があり、酒粕酵母など今まで気づかなかった可能性も見つけました。そして、何度失敗しても負けずに挑戦し続けることが重要と実感しました。「翠星ベーカリー」の店を校内に設けることが、これからの夢です。