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--特別賞 審査委員会奨励賞--

食農体験学習分野

どうする!?どうなる!? 米生産農家「いちばんぼし」
〜10aの「農家」を設立、本気で学ぶ稲作経営〜

上越市立里公小学校

(新潟県上越市)
10aの1/4は手作業で。時間と労力がかかるとわかった
天日干しの米は、水分量15%まで毎日測定

●ぼくらは「米生産農家」になった

 5年生29人が、本気で農業に取組みました。米生産農家「いちばんぼし」を設立し、資本金5万円で“営農家”となったのです。農家である以上、儲けは自由に使えますが、かかった経費は自分たちで支払います。10aもの田んぼは、当初手作業で行いたいという意見でしたが、農家として、労力の削減と経費という現実的な側面にも目を向け、機械の速く正確な作業を目の当たりにし、それを使う意味を理解していったのでした。

●現実的な問題から、米作りのあり方を本気で考える

 380kgの米を収穫して喜ぶ子どもたちでしたが、かかった経費は9万円!借金返済に向けて、販売価格や販売方法を話し合い、経費の点から近場で販売できる場所を探すなど、経営者として現実的に捉えるようになりました。しかし、スーパーなど次々に販売を断られて難しさも実感。やっと許可をいただいた道の駅と朝市で完売でき、借金を返済し儲けも出ました。地元「三和の米」はおいしいという購入者の声に、子どもたちは「ふるさとの米」を意識し始めています。