地域に根ざした食生活推進コンクール2001 【前のページに戻る】

地域に根ざした食生活推進委員長賞

食品産業分野

「「食文化の伝承」でまちに愛着と誇りが生まれる」

竜王町あえんぼグループ(滋賀県蒲生郡竜王町)

【活動の内容】

 私たちのグループの名前は町の花「あえんぼ」です。あえんぼは五月ごろに山々に赤紫色の花が咲きそろい、緑の中で鮮やかに輝いているので「竜王町あえんぼグループ」と名づけました。


 特産品「ドラゴンおかき・あられ」「かぼちゃクッキー」「黒大豆クッキー」とイベントには、手づくり食品を販売しています。竜王町の観光農園に訪れる若者をターゲットにアグリパーク竜王で収穫されたかぼちゃ、転作で特産として定着した黒豆をベースにしたクッキーを、ヘルシー食品としてこだわりをもって商品化しています。


 平成8年8月には竜王町の総合運動公園ドラゴンハットがオープンした時、町から依頼を受け、20俵のもち米でもちを作り、「もちまき」を、ドラゴンハットに集まった三千人あまりの人の波にあっという間に餅がなくなり、会員一同あのときの感動は今も忘れることなく、それを機会に全員でものを作る楽しみ・自信が出てきました。


 平成9年と平成12年には町の敬老会の記念品に特産品(かぼちゃクッキー・ドラゴンおかき・黒大豆クッキー)の箱詰めの注文を2,200個いただきました。グループ員が班編成で一ヶ月あまりで出来上がりました。


 私たちの特産品には「竜王町」の「竜」をアピールするため、商品には「ドラゴン」と名づけています。生産者との連携を大切にして、材料となる農産物は地産地消を基本にしています。生産と加工が一本化した活動とともに、町の各事業との連携も大切にして、各種イベントにも全員で参加しています。


 また、特産品開発事業として講師を迎えて、地域に呼びかけ、自主グループの育成、商品開発、食品衛生、消費者とのかかわり等の研修会を何度も開いています。今忘れられている土の見える農作物の大切さを、消費者に訴えてきました。今、竜王町では特産品グループとして、私たちのほかに3グループが誕生し、起業活動としてそれぞれ特色を出して活躍されています。


 平成9年度には全国食アメニティーコンテストで国土庁長官賞を受賞、私たちの活動も地域に根ざしてきて認められてきました。平成11年4月からは総合運動公園内の食堂(65席)の運営を委託され、地域の食材を使って、農村女性の感性を生かして昔から伝わる竜王の味をお客さんに提供しています。


 平成10年度には、町の協力で女性の能力発揮、社会参画を進めるため、いきいき農村女性フォーラムを開催しました。また12年度には、「竜王のうまいものづくりを考えるフォーラム」も開催し、「竜王のよさ」「農村のよさ」とともに食文化の夢をみんなに語ることができました。


 今年度は、滋賀の食事文化研究会から、竜王町の高齢者との交流の中で「農」と「食」について学ぶ交流事業の要請があり、9月22日に「竜王町の農と食を考えるつどい」を開催しました。約80人の参加があり、人と人とのふれあいを通じて農の大切さ、食文化のすばらしさについて再認識することもできました。


 「竜王町あえんぼグループ」は今年で結成5周年を迎えました。地域のリーダーとして、21世紀の次代を担う子どもたち・若者・そして消費者の皆さんに、農村の食文化伝えていくのが私たちの役目であると思って、日々活動しています。



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