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農林水産省総合食料局長賞

農林漁業分野

「大豊町の郷土料理伝承活動の取り組み」


今日は郷土食先生
民泊郷土食体験ツアー
こんにゃくづくり体験

大豊地区農漁村女性グループ研究会(高知県土佐郡大豊町)

山里の食文化を守る女性グループ

人口6,400人、高齢化率46%の山里大豊町で5つの女性グループが、農産加工と食文化の伝承活動に取り組んでいます。特産品の「銀ブロウ」「エゴマ」は、栽培・加工もした上で、調理メニューにもまとめました。郷土食のいわれや大豊町独自の行事食メニューも集めて、ガリ版刷りの冊子を学校に配ったところ、中学校から講師として招かれるようになりました。

次世代に伝える伝承講習会

「山菜炊き込み」「うど皮のきんぴら風」「ぜんまいのヨーグルト和え」、地元の中学校で実施した郷土料理伝承講習会のメニューです。ほかに「銀ブロウ寿司」「銀ブロウもち」「山菜寿司」「こんちん」「すまし汁」「みょうがの半夏だんご」などは定番メニュー。ほとんどの中学生は食べた経験がないと言いますが、私たちもまたお年寄りから教えてもらいます。90歳の古老から教えてもらった「しれいもち」という非常食作りは1週間がかり、昔の人はえらいとただただ驚くばかり。

食で広がる滞在体験型交流

地元での郷土食伝承活動はまちとの交流にもつながりました。一つは農家民泊で実施する郷土料理体験と野菜収穫体験を組み合わせた都市消費者の滞在型交流会。山菜寿司、ソバ打ち、こんにゃくづくりなどの郷土料理を体験します。もう一つは関東の中学生の民泊体験。盛りだくさんの野菜料理に「野菜がこんなにおいしいとは思わなかった、こんなにたくさん野菜を食べたことがない」とうれしい感想。郷土食を通じて滞在型交流がひろがる予感がします。



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