【2002年度 審査結果に戻る】


地域に根ざした食生活推進委員会委員長賞

教育分野

「日野市の学校給食への地元野菜活用20年の歩みと展開」


小学生に戻った気分で並んだ配膳の列
パンにはこうやってはさむんだよ
私の作った野菜は入っているかな?

日野市学校給食地元野菜等連絡会(東京都日野市)

野菜を食べない子は畑を荒らす?

多摩地域でも20年前には学校の近くに田畑がありましたが、そのころ子どもが野菜を食べなくなったことが学校栄養士の悩みのタネでした。そんなとき、地元の農家から「子どもたちが畑を荒らして困る」という苦情が寄せられました。よくは分からないけれど、何か関係があるのではないか?栄養士の勘のようなものが働いて、地場野菜を学校給食に使おうとしたことがことの始まりでした。

長続きの基本は「できることから少しずつ」

最初に相談したのはなぜか日野市の産業振興課。都市農業を守ることは行政課題でもあり、トントン拍子にJAとも橋渡しをしてくれました。生産者は「あるものを提供する」、学校は「あるものを使わせていただく」というスタンスで、できることから少しずつ始めました。現在の扱いは、日野市全小中学校27校の児童・生徒11,600人分、野菜・果物・米・卵等28品目、生産者40人になっています。

地域に学び、地域と連携する

振り返ってみると、小さな取り組みが大きく発展した理由は、つねに地域の生産者と交流してきたことではないかと思います。生産者には児童・生徒との交流会に招くだけでなく、給食を一緒に食べながら農業の話もしてもらいます。総合的な学習の時間がもうけられてからは、社会人講師として「田んぼの先生」「畑の先生」になってもらっています。「地域は教材」「地域は教室」「地域は先生」「地域は家族」がモットーです。



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