食育のつどい >> 恵庭市 >> 食育出展ブース





 

屋内展示会場 屋外体験・試食・販売会場

 ステージ「あなたが主役 食育自慢」では、かぼちゃをメイン素材に「恵庭の食育の人のつながり」「食と農と教育のつながり」がいきいきと紹介されました。恵庭市では、そのようなつながりを育てようと、幼稚園、保育園、学校、消費者・生産者の団体、町会、企業がふだんから活発な食育の取組みを続けています。会場フロアと屋外ブースでは、そうした皆さんが体験・試食コーナーを設け、活動を市民にアピールしました。

 牧場の乳牛の親子や、リサイクル燃料で動くトラクタが、食育を支えるたいせつな仲間として登場し人気を集めたのも、北海道恵庭らしい「食育のつどい」でした。

保育園・学校の食育展示、試食・体験

■地産地消に取り組む学校給食―恵庭市学校給食センター

恵庭市学校給食センターのブース 恵庭産野菜を使った給食メニュー

 学校給食センターでは、「夏野菜カレー」など恵庭の野菜いっぱいの給食を300食用意し、会場の大学の食堂を借りて提供。ふだん給食になじみのない市民に、その目的、新しい恵庭の味を紹介しました。

 展示ブースでは、「地産地消に取り組む学校給食」のテーマで、「給食で使う恵庭産野菜カレンダー」とともに、恵庭産野菜を使った給食メニューを、小学校用・中学校用各3セットを紹介。訪れた小学生がお母さんに、「アッ これ食べた。こっちは休んだ日。食べたかったなぁ」などと語りかけるシーンもあり、子どもたちの楽しみになっている様子がうかがえました。パネルでは食指導の様子、「食育の日」の子どもや家族に向けてのアピール、ジュース類に入っている砂糖の量の多さ、などが展示されました。お箸を使っての豆の移動、野菜の種類当てなどチャレンジコーナーもあって、賑わいました。


■学校農園活動の紹介―松恵小学校

松恵小学校のブース、5年生がパネルを説明 かぼちゃの育て方パネル

 学校農園で育てた野菜を材料に、5、6年生15人が前日夕方までかかって苦労してつくったかぼちゃクッキーを、ブース前で元気にアピールしてサービス。パソコンを使ってきれいにレイアウトしたレシピとともに配って、来場者に喜ばれました。(ステージでの紹介はこちら)

 ブース壁面には、5年生(10人クラス)全員による、恵庭のかぼちゃの共同研究報告。かぼちゃを育てたきっかけ、かぼちゃの種類、栄養、かぼちゃの育て方、かぼちゃクイズ、クッキーのつくり方など、学習成果がいっぱい盛り込まれています。子どもたちが来場者に解説する頼もしい姿もみられ、また、ステージ「食育自慢」で司会の宮川泰夫アナが、「勉強になりました」といったのは、この展示のことでした。

 千葉祐一校長は、かぼちゃをめぐる多面的な学習と体験、地域の農業や文化とのつながり、北海道文教大学との連携など、これからの「総合的な学習」にとってたいせつなアイディアが得られたと、語りました。


■地域で支える食育〜食を通した異世代交流
 ―恵み野小学校区コミュニティスクール推進協議会

「コミコミはぐくみ農園」のじゃがいも・とうもろこしの販売

 ステージ「あなたが主役 食育自慢」で、地域による子育て活動の例として「通学合宿」が紹介されました。そのような取組みは小学校区など町会レベルでも見られ、恵み野小学校区では、ふるさとづくりを通じた子育てを目的に異世代交流をすすめる「恵み野コミュニティスクール」を続けています。食はその活動の重要な要素で、今年6月に行なった2泊の通学合宿では、小学生が地域の老人会の方々と暮らしをともにし、お年寄りから昔遊びを教わるお礼に、夕食を作ってもてなしました。

 活動を進める中、スタッフと町内会の協力によって恵み野小学校校庭に菜園「コミコミはぐくみ農園」がつくられました。その収穫物は今後の交流活動 に使われますが、この日のブースでは、初収穫となったじゃがいもととうもろこしを展示・販売して、成果を喜びあいました。


■はじめての緑黄色野菜―恵庭幼稚園

恵庭幼稚園のブース 子どもたちが書いた野菜の育ちの絵

 恵庭幼稚園の園庭には、野菜が少しずつ植わっていて、キュウリ・ミニトマトはいつでももいで食べられます。ここで、子どもたちは大きく熟すのを待つこと、分けあって食べること、小さい子に採ってあげることなどを身につけていくといいます。嫌いななすやピーマンは、その子たちがもいで食べたい料理を考え、調理人のおじさんに「明日の給食につかって下さい」と渡します。家に帰って、明日のなす料理を楽しみに話すので、お母さんもびっくりです。園庭のミニ菜園と、外の畑は、土にふれ野菜にふれて、「やさしくたくましく食べる子」が育つ絶好の場なのです。

 展示ブースのテーマは「はじめての緑黄色野菜」。園庭で採れたトマト・きゅうり・ピーマン・なす・たまねぎ・じゃがいも・とうもろこし・枝豆などの実物と、その近くに、野菜を題材にした作品がたくさん展示されました。花から実に育っていく様子を描いた絵「きゅうりはどうかわったか」「ぴーまんはどうかわったか」…などには、きゅうりのトゲ、たまねぎのヒゲ根、じゃがいもにチョコンとついた小玉まで書かれています。毎日遊びながら、野菜とふれあい続ける子どもたちの観察力の確かさです。

 週3回の給食について、(1)和食中心に旬が感じられるもの、(2)自分たちで育てた食材のもの、(3)家庭ではあまり口にしないものというコンセプトとともに、お弁当メユーが展示されました。


■保育園の給食 幼児期からの食育―恵庭市立保育園

市立保育園のブース スイートパンプキン

 ブース正面では、市立保育園のオリジナルおやつ「スイートパンプキン」と「マカロニの黄粉和え」を試食サービスし、珍しい、おいしいと喜ばれました。パネル展示では、各保育園の食育行事のようすが紹介され、誕生会の献立の見本などが展示されました。子どもの味覚や食習慣形成のスタート点として重要な離乳食のコーナーでは、初期(6ヶ月)、中期(7〜8ヶ月)、後期(9〜12ヶ月)と順を追って発達を促すメニューが紹介されました。例えば、初期には、納豆おじや・味噌汁の上澄み・白身魚のすり下ろし・ほうれんそうのミルクペースト・にんじんペースト。中期には、納豆おじや・キャベツの味噌汁・煮魚・おひたし・スティックにんじん。


■学び・伝え・育む食育 & 遊びの広場
 ―北海道文教大学人間科学部健康栄養学科

北海道文教大学「学び・伝え・育む 食育」のブース 遊びの広場 かるたとり

 ステージ「あなたが主役 食育自慢」では、北海道文教大学による「食育教室」「通学合宿」、松恵小学校のかぼちゃ料理づくりへの協力・指導について紹介されました。ここのブースでは、それらも含めて、管理栄養士志願の学生たちによる地域とつながった多彩な食育活動が展示・紹介され、来場者の注目を集め、地域の大学として期待が高まりました。

 活動の様子のパネルとともに「食育教室」の2005年度からのパンフ・レシピ、学生たちの農園「文教ファーム」の収穫物で作ったトマトケチャップ・ピューレ、学生たちが作成した栄養教育用のグッズ(野菜の種類など)などが飾られました。

 「遊びの広場」では、学生たちの手づくりによる、かるた(たべものカルタ、など)、紙芝居(朝ごはんで元気になろう、正しい給食マナーを学ぼう、など)、パズル(たべものはどこへいくんだろう、など)を、子どもたちが次々訪れて楽しみました。