食育のつどい >> 小浜市 >> 食育出展ブース






 

幼稚園から大学まで、食育と食べもの研究・開発の成果

■小中学校での食育の取組み ―小浜市教育委員会

小学校の食育の展示

各校の特徴的な食育をパネル展示

 ステージ「あなたが主役 食育自慢」では、漁村の内外海小学校と、農村の松永小学校の、地域と結びついた食と農の探究・体験学習を紹介しました。展示ブースでは、各小中学校・幼稚園の食育の取組みが、それぞれ1枚のパネルで紹介されました。小浜幼稚園は「楽しく食べるこども」がテーマ。小浜中学校は、鯖の調べ学習、地域食材を使った料理、食にかかわる職場体験、栄養指導など。さながら市内全校競演の展示を、来場者は熱心に見て回っていました。

いきいき地域とつながる食・農体験

 小浜市では各地区で、地域の人びととの結びつきで、個性的な学習と、地元産物を活かした学校給食がすすんでいます。例えば、口名田小学校の5、6年生は谷田部ねぎ生産組合(池田正明組合長)の応援で、谷田部ねぎを育て、児童の何人かは、調べ学習のテーマに。10月の修学旅行では、鯖ずし・へしこ・若狭のお菓子などともに谷田部ねぎを紹介する「御食国若狭の食ガイドブック」を作成し、奈良のお寺などで人びとにPRしました。 畑のポスターにも現れているように給食の食材生産者との篤い交流も続いています。

 今年度で廃校となる下根来(しもねごり)小学校では、山あいの学校らしく、山菜採りと料理体験や、お年寄りが「鉄鍋」と「もみ板」を持ってきて指導してくれて釜炒り茶づくりを続けてきました。かわいい小袋に入り「下根来小学校へようこそ 私たちが作った釜炒り茶です」のラベルの貼られたお茶は、素朴な暮らしの味です。

口名田小学校の学校給食食材提供者の畑には、似顔絵にお礼・激励の言葉の入ったポスター 下根来小学校の児童による釜炒り茶

■子どもが作る昼食メニューコンテスト入賞作品 ―小浜市教育委員会

昼食メニューコンテスト受賞作品の紹介

 キッズ・キッチン、ジュニア・キッチン、そして各学校の給食活動や食指導、料理体験の成果を、子どもたちが自分でつくる食事メニューにして競います。昨年は朝食メニュー、今年は昼食メニューです。会場には、受賞作品18点が写真で紹介されました。最優秀賞の小浜小学校6年生児童のメニューは、野菜いっぱいのカレー味ピラフの上に目玉焼きがのった「目ん玉カレーピラフ」とミックスベジタブル。優秀賞5点は、「にっこりちらし寿司「冷え冷えトマトスパゲッティと緑色のホットサラダ」「元気もりもり夏野菜ご飯」「夏野菜うどん」「鶏肉の照り焼き丼定食」。野菜の上手な使い方が光るメニューが多かったです。


■「一人暮らしの君たちへ」 野菜ジュースと野菜について ―若狭高校家庭クラブ

野菜ジュースは野菜のかわりになるのか

 ジュースやサプリメントで食事になるという風潮のある現代。家庭クラブの生徒が、同世代に向けて「野菜ジュースは野菜のかわりになるのか?」のパネル展示。野菜ジュースと野菜そのものの食物繊維・ビタミン・ミネラルの比較、1日野菜350gの献立とジュースにしたばあい、ジューサーとミキサーの飲みやすさ・満足感、などのデータをもとに、野菜は料理でしっかりとること、ジュースを上手に利用することをアピールしていました。


■熱い人気のサバ缶がHACCP認証。缶詰づくり体験をどうぞ ―小浜水産高校

メッセージや宝物を入れた缶詰づくり体験

地域に広がる! 海の環境保全、資源活用の活動

小浜水産高校では、海の命を育むアマモ場の再生に向け、苗を育てて小浜湾に植える「アマモマーメイドプロジェクト」を実施し、活動は地域に広がっています。また、小浜湾の雑魚・小魚やワカメなどの水産資源をたいせつに活かす製品化の研究を続け、エチゼンクラゲの食資源活用にチャレンジし、「さくさくクッキー えくらちゃん」を企業と共同開発するなど、海の恵みを活かし、環境を育むセンターとしての活動を地道に続けています。

「若狭の海の恵みで、宇宙食を」

 水産高校の「サバ味付缶詰」は、加工法・味付けは何十年も変わらない素朴な味わいに熱いファンが待っていて、11月初の文化祭では8,000〜10,000缶が30分で完売するほど。この「サバ味付缶詰」で、小浜水産高校は食品安全のための衛生管理システムHACCPの認証を受けました(07年5月)。全国でもまれな認証取得の目的は、HACCPの知識・技術を備えた人材の育成と、地域の水産業への貢献。HACCPはもともとNASAが宇宙食製造のために開発した衛生管理法で、水産高校では、認証を機に、若狭の食材を活かした宇宙食開発に挑戦中。これまでの宇宙食に不足しがちなのがカルシウム。小浜湾の魚貝の出番に、生徒たちの斬新な発想が期待されます。
会場では、「アマモマーメイドプロジェクト」活動の展示とともに、缶詰づくり体験コーナーを設け、来場者は宝ものを入れたり親しい人へのメッセージなどを入れたりして、My缶をつくりました。


■へしこの味と機能性、海藻の役割・・・若狭の海の研究成果多彩 ―福井県立大学海洋生物資源学科(小浜キャンパス)

「へしこの秘密」など海の資源活用、環境保全の展示

 小浜キャンパスでは、海洋資源活用、魚場環境の保全などに向けた研究・開発、地域活動支援を続けています。ステージ「あなたが主役 食育自慢」では鯖の「へしこ」「なれずし」の体験学習が紹介されましたが、食品工学研究室はこの日、「へしこの秘密!! へしこは体にいいの?」をテーマに展示。へしこの食味のよさ、機能性(高血圧抑制機能)について、マサバ発酵中におけるアミノ酸・ペプチドの生成、ペプチドを含むへしこエキスの健康性機能などを紹介。若狭湾の多獲性低利用魚利用のへしこ製造研究から、小アジなど数種のへしこを試食サービスし、来場者の味の評価を受けました。トビウオ・シイラが人気だったとのこと。
 食品化学研究室は「牡蠣のミラクル」のテーマで、牡蠣の種類、栄養、マガキとイワガキの旬の違いなどを紹介。海洋生物工学研究室は、「若狭の海を支える海藻の森」のテーマでホンダワラの生態などの展示と、海藻の顕微鏡観察。