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 食、農業、健康、教育などの分野から30以上のもの団体、個人が参加して、健康づくり―地産地消―食農教育のつながった活動を進める「食ネット鳥栖」。多分野ががっちりとスクラムを組んだネットワークだからこそできる食文化の伝承、豊かな地域産物利用、それによる学校給食の充実と、子どもたちの確かな味覚や食意識の形成について、ステージ「あなたが主役 食育自慢」で紹介しました

 会場の展示ブースと、屋外テントでは、「食ネット鳥栖」に参加するさまざまな団体やグループ、学校が活動成果を発表し、それぞれが取り組む食育をアピールする体験・試食・販売コーナーを設け、来場者で賑わいました。
食育展示ブースの様子
展示フロア入り口には「食ネット鳥栖」
の紹介パネル

イキイキ小学校から大学の食育・・・学校給食、健康的食生活づくり支援活動

■楽しく食べて、学ぼう学校給食―鳥栖市学校給食部会

学校給食の取組みの展示 各小学校の給食献立例の紹介

 「子どもたちに地域でとれた新鮮で安全な農産物を食べさせたい」という願いから、関係者一丸となって進める学校給食への地元農産物活用システム「鳥栖モデル」について、ステージ「食育自慢」で、鳥栖小学校の取組みを紹介しました。会場ブースでは、パネルや写真、ポスターで、明治時代以降の学校給食の歩み、鳥栖市における小学校―地域―家庭―学校給食が連携した栽培・料理体験や交流活動、「野菜を好きになろう」や「朝ごはんパワー・・・三つあわせて元気もりもり」など食指導の取組みが紹介されました。

 また、市内の基里小・田代小・鳥栖小・鳥栖北小・麓小・若葉小・旭小の各小学校の給食メニューが、レシピともに実物展示されました。いずれも、たっぷりの野菜に魚を組み合わせるなど、季節感豊かな献立です。例えば、旭小のメニューは、ご飯・牛乳・魚の味噌がらめ・のっぺい汁・白菜の浅漬け。レシピには「のっぺい汁は、鳥栖の郷土料理です。具だくさんの汁物で、寒い時に体があたたまります」とアピール。来場したお母さんたちが、熱心にレシピを持ち帰っていました。


■地場産物をおいしくごっくん! ― 鳥栖市学校給食部会


学校給食の地場産物アイディア料理の試食サービス

 鳥栖三養基の特産にアスパラがあり、魅力的な料理がいろいろ生まれています。そのなかで、女性生産者のアイディアによる春巻き風の「アスパラポテトのたみこ巻」(アスパラとじゃがいもの包み揚げ)は小学校給食にも採用されています。また、佐賀特産の大豆発酵食品にテンペがありますが、これを入れた「さつま芋といりこの黒砂糖からめ」も学校給食で出されています。会場では、学校で子どもたちが食べているこれらの地域産物料理の紹介・試食サービスが行なわれました。
 パネル展示は、寒い季節の旬の食べもの、給食メニューの中身紹介など。


■赤・黄・緑で元気いっぱい麓っ子 ― 鳥栖市立麓小学校

麓小学校の食育活動の展示

 麓小学校6年生が食生活改善推進員の方々の指導で行なった「だご汁」づくりについては、ステージ「食育自慢」で紹介しました。麓小学校は、平成19年度佐賀県教育委員会「さがんきっず健康・体つくり推進事業」の研究指定を受け、その一環として全学年で、望ましい食習慣を形成し、食に関する自己管理能力を育てる学習を続けています。

 ブースでは、土づくり・野菜づくりから料理して食べるまでの活動が、支援してくれる婦人会や食改、給食室の皆さんの写真とともに紹介されました。また、「赤・黄・緑の食品群分け」、読み聞かせしている食べものの本、野菜カルタなど、子どもたちが学校で身につけている「食の学び」が紹介され、来場者は感心して見ていました。


■インターネットで健康応援レシピ「ばあちゃんにまかせんしゃい」 ― 鳥栖商業高校情報処理部

鳥栖商業高校情報処理部による健康応援レシピの紹介

 鳥栖商業高校情報処理部は平成19年度の研究のテーマを、長寿の佐賀のおばあちゃんに学ぶ「健康応援レシピ」とし、県内のお年寄りから、健康・長寿のための食の心がけ、手づくり料理を学び、それをインターネットで紹介しています。おもなターゲットは、お腹周りが気になるメタボリックシンドローム予備軍や、健康に気を使っている方たち。ホームページのキャッチフレーズは「ばあちゃんにまかせんしゃい さがのばあちゃんじきでんレシピ」。ページのコンテンツは、メタボとは? メタボリック観察、おばあちゃんのおしえ、素材別直伝レシピ30料理。活動成果を佐賀県生徒商業研究発表大会で発表し、最優秀賞を受賞しました。

 ブースでは生徒たちが来場者にホームページを紹介して、ばあちゃん直伝レシピ(野菜たっぷりライスペーパー・、アスパラと白身魚のホイル焼き、みかんとキウイのアイス、フルーツところてん)を配りました。若い世代の取組みに接して、楽しい交流の場になりました。


■楽しく遊んで学ぼう「食育ツール」 ― 西九州大学 学生食育ボランティアあすなろ隊

西九州大学あすなろ隊による「フードモデル食育レストラン」と「食育すごろく」

 西九州大学では、学内に「食育サポートセンター」を立ち上げ、食育に関する情報発信、指導者養成の研修などを行なうとともに、学生主体の「食育ボランティアあすなろ隊」を、幼稚園・保育園、小中高校などの教育現場や地域に派遣して食育支援を行なっています。「食ネット鳥栖」が開設する「“食と農”まちの保健室」のサポートもその一環です。食育ツールとして「フードモデル食育レストラン」「食育カード(フードトランプ)」「食育すごろく」などを自分たちで開発し、講座のテーマや世代にあわせて使い、楽しみながら食の学習に成果を上げています。

 この日会場では、大人たちは列をつくって食育レストランを体験。フードモデルで選んだ夕食メニューについて、学生たちが食事バランスを診断して採点、「バランスはよいですが、お野菜をもう少々増やせば五つ星です」などのアドバイスしていました。

 子どもたちは食育すごろく。「おはようございます」のスタートから、大きなサイコロをふって進んで、「すっきりめざめたよ」だと5つ進む、「おそくねたからねむいよ」だとスタートに戻る、「トイレにいっておなかスッキリ」だと4つ進む、というぐあいに一日の食事と生活習慣を確かめながら、「お休みなさい」のゴールに向かいます。学生のお姉さんといっしょに楽しく競いあっていました。