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「食ネット鳥栖」 地産地消の食生活づくり

■目指せ 脱メタボリック 「とす“食と農” まちの保健室」
― 鳥栖保健福祉事務所・鳥栖市保健増進課

とす“食と農” まちの保健室

 「食ネット鳥栖」が取り組む「食と農の総合視点からの健康づくり」を一般県民に広げる拠点が「“食と農”まちの保健室」です。この日会場の一角に「まちの保健室」が設けられ、骨密度・血管年齢・血圧・血糖値などの測定と医師による健康相談コーナー、歯の相談・チェックコーナーが設けられ、また腹囲測定とメタボリックシンドローム予防のアドバイスが行われ、たくさんの人が受診し、自分の体と生活を見直していました。


■伝えよう! とすの郷土料理(伝統食) ― 鳥栖市食生活改善推進協議会

とすの郷土料理(行事食)の展示。右は長崎街道の昔からの「鯨飯」

 ステージ「あなたが主役 食育自慢」で、麓小学校6年生と食改さんによる「だご汁」づくりを紹介しました。食生活改善推進協議会では、地域の郷土料理を掘り起こしてカラーパンフレットを作成し、学校での料理体験指導や、上記「“食と農” まちの保健室」などでの市民への伝承活動を続けています。

 この日は、正月・お盆・田ほめ・くんち(旧暦9月)の行事食と、なつかしいおやつ、鳥栖ならではの伝統料理(鯨飯・葉わさび漬)を実物で展示・紹介しました。おやつは、ステージでも紹介された「ぬべだご(ごろし)」「ぶつ焼き(ふな焼き)」と、「ちまき」「いげん葉まんじゅう」。子どもさん2人ときて「ぬべだご」を試食した若いお父さんは「今度、お母さんと家で作ろう」と喜んでいました。やはり初めて食べた人が「薄くのばす麺棒があるんですね」など、昔のおやつはたくさんの人に好評で、みなさんレシピをお土産にしていました。


■はかってみよう野菜!! ピッタンコかんかん ― 鳥栖市食生活改善推進協議会

野菜食のすすめ。右:同じ70gの生と加熱料理をくらべると

 健康的な食生活・食習慣づくりの地域活動を続けている食生活改善推進協議会では、野菜をじゅうぶん摂る食生活をアピールするコーナーも設けました。ここでは、1日に摂りたい野菜350gの重さ当てクイズ、食事バランスガイドの「副菜1つ」のお皿例の紹介、同じ重量で生と茹でたもののカサ比べなど、体験しながら考えてもらい、レシピ入りリーフレット「今日の献立にプラス1品野菜料理」を配りました。
 また、今年度より発足した「食と農部会」による、親子参加型の食と農の教室=ブルーベリー摘みとおやつ作り、味噌作りなどの様子も紹介しました。


■とすっこげんき〜食べ物お助け隊登場! ― 佐賀県栄養士会鳥栖支部

食べ物お助け隊の展示ブース 「あっという間の朝食メニュー」の紹介

 鳥栖市では、地域活動栄養士さんたちによる「食べ物お助け隊」が保育園・幼稚園を、寸劇や布パネルなどのツールを持って訪問。園児と親に、楽しく栄養バランスや食べ物の働き、生活リズムなどを教え、料理体験も行なって、すっかり親しまれています。子どもといっしょに考える布パネル「食べものゆくえ」の「ぶどう糖編」「消化器編」の上演によって、鳥栖の園児たちは「ぶどう糖」や「小腸」という言葉と意味をよく覚えているというほどです。

 この日ブースでは、「食べ物のゆくえ」の実演と、「3色パネル&まないたにあさのきり」を紹介しました。赤・黄・緑の食品群の下に、一日に摂りたい食べものが「ま=まめ」「な=なっぱ」というように並び、それぞれの料理例と役割の説明カードがついています。

 また、会では未就園児の親のための食指導・料理教室を続けており、その内容がパネル展示されました。忙しいお母さん向けの「あっという間の朝食メニュー」が紹介され、みなさんレシピを持ち帰っていました。


■“ロハスな鳥栖三養基メニュー”上陸! ― 食ネット鳥栖

ロハスな鳥栖三養基メニューの紹介。右:メニューには地場産物と食事バランスガイドが表示

 ロハスな鳥栖三養基メニューについては、ステージ「食育自慢」で紹介しました。食ネット鳥栖が取組む「地産地消の推進」の重要な柱で、鳥栖地域の飲食店が「健康づくり協力店」として、地元産食材や環境にやさしい農産物を使い、食事バランスガイドを表示して料理提供しています。

 会場では、「ロハスとは?」「健康づくり協力店ってナニ」「ロハスな鳥栖三養基メニューのお店マップ」などのパネル展示をし、各店の献立例を実物紹介しました。用いている食材について自家産、鳥栖市内産、唐津市産、佐賀県内産といった由来が示され、また食事バランスガイドの主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の「つ」が表示されています。来場者は、料理の試食をしながら、この日にできたカラーガイド(健康づくり協力店のメニューやマップ入り)を、ロハスな地域食探訪を楽しみに持ち帰っていました。


■「ふるさと先生」の巧の技―「はる風ネット」

はる風ネットの活動・食品の紹介と試食サービス

 「はる風ネット」は三神農業改良普及所管内の農業女性起業を中心とした農産加工・直売所などのネットワーク。参加メンバーはそれぞれが地域食材の魅力を高める加工食品や惣菜、環境にやさしい農産物を生み出し、消費者に喜ばれており、広く県外まで届ける人もいます。メンバー有志は大手スーパーを初め3ヵ所のインショップを運営し、地域色豊かな食べものとその情報を提供しています。また、各グループは保育園・小学校、一般消費者にも「ふるさと先生」として、栽培や料理・加工体験などの講座を開くなど、精力的な活動を展開しています。

 この会場では、「はる風ネット」のメンバーのパネル紹介とともに、それぞれの漬け物や味噌などの加工食品、パンやお菓子、有機農産物・特別栽培農産物などを展示し、一部試食サービスしました。例えば、農事組合法人「ちぎりの里」では、地場産小麦粉を使って、野菜や紫芋などで自然な色を付けた5色かりんとう。来場者は、地域の生産者女性たちの食への願いと技を味わっていました。


■知ってる? 環境にやさしい農業―鳥栖農林事務所

環境にやさしい農業・農産物の紹介

 鳥栖農林事務所は、三神農業改良普及所・鳥栖保健福祉事務所とともに「食ネット鳥栖」の活動を支える県組織。この日、会場では「安全・安心な食材を使っていますか?」をキャッチフレーズに、有機農産物・特別栽培農産物・エコ農産物・エコファーマーとは何か、JAS有機マークや佐賀県認証の特別栽培農産物マークについて紹介しました。

 ブースには、直売グループ「あぐりんネット」の一員として上記「はる風ネット」に参加するエコファーマー古賀正孝・田都子さんの有機露地野菜と特別栽培イチゴなどが、実物展示されました。古賀さんの農場は「サポーター農園」として、消費者家族などが通ってきてお手伝い・農業体験と、作業後の会食を楽しむ場になっています。環境にやさしい農業は、楽しい食育交流の場でもあるのです。


■もっともっとお米を食べよう  「米米コンテスト」受賞料理紹介
― 鳥栖市米消費拡大推進連絡協議会

もっとお米を食べよう〜米米コンテスト最優秀作品の紹介

 子どもの頃からご飯料理やお米の大切さに対する意識の高揚を図りたい。そのために、鳥栖市米消費拡大推進連絡協議会主催で、平成13年度からお米を使った料理コンテストを実施してきました。各年の課題は「おにぎり」「朝ごはん」などと続き、19年度第7回は「自分でつくるお弁当」。全市から300人くらいの応募があり、レシピ選考、調理審査を経て、中学1年生2人と、小学校5年生1人が優秀賞を受賞しました。

 その弁当の内容を見ると、
(1)野菜不足のお父さんのために、食欲の落ちる夏にご飯がおいしい野菜いっぱいヘルシー弁当(上の写真)
(2)身に付いている野菜の切り方4種と多彩な味つけを駆使して色よく楽しいお弁当
(3)洋風の主菜に五穀米と和風里芋煮付けという食物繊維も多いコンビネーション弁当。
 どれも、ご飯と野菜をしっかり食べようというメッセージが込められています。会場では、19年度の受賞メニューを中心に展示・紹介され、パンフレット「歴代米米コンテスト 最優秀作品レシピ集」が配られました。


■農の生け花、写真展「自然のやさしさ」


ホール入り口を飾った「農の生け花」

 白菜などの野菜を花卉とともに活けた心やすらぐ「農の生け花」(堀金美恵子花教室)がホール入り口を飾りました。また、神埼町在住のきゅうり生産者、酒見寛さんが野菜の姿を撮った写真展では、きゅうりの毛じ、たまねぎのりん葉、白菜の葉脈など、普段あまり見ていない表情が目を引きました。


■屋外テント 試食・販売コーナー

各団体・グループ自慢の農産物、農産加工品を販売
あたたかいかまど炊きご飯のサービス(左)、「しし汁」の販売(右)

 西高東低の気圧配置で、冷たい強風の吹く日でしたが、JAさが さが東部支部・同女性部直売部会、地元農家の直売グループ「あすなろ会」、上記「はる風ネット」など、地産地消の魅力を高め、食育の基盤づくりの活動をしている生産者団体・グループが、さまざまな農産物・加工品を並べて、アピールしました。

 いま各地の食農イベントで、従来の餅つきに加えて、かまど炊きご飯が人気ですが、この日寒風のなか、炊きたてのご飯を試食サービスし、佐賀産ヒノヒカリをPRしました。「はる風ネット」のメンバーで、おふくろさんの味たっぷりのお惣菜・弁当を届けている「ごちそう燦」では、この日「しし汁」を販売しました。また、東脊振農林産物加工所ではJAさがの協力のもと「ぜんざい」を販売し、体のあたたまる食べもので来場者から喜ばれました。