NHK健康フェア >> 川北町 >> 食育出展ブース





 
会場では、ステージのほか、「食育」と「健康づくり」を体験できる企画が盛りだくさんでした。

農文協ブース

青大豆でうぐいすきな粉をつくる

 「うぐいすもち」って知っていますか。黄緑色のきれいなおもちです。あの周りについている「うぐいす色」の粉は何かご存知でしょうか。

 ・・・じつは炒った青大豆を粉にしたもの。青大豆のきな粉なんです。農文協はこの「うぐいす色のきな粉」をつくる体験コーナーを企画しました。加賀平野に広がる川北町では、昔から田んぼのアゼで大豆がつくられていました。普通の大豆のほかに、黒大豆や青大豆もたくさんつくられていたのです。今回使った青大豆も地元のきな粉屋さんから購入しました。

初めての石臼体験

青大豆

石臼の中。上の石を外したところ

 これが石臼の中。筋が切ってあって、上の石を回すと、中で砕けた粉が筋に沿って外に外に押し出されるようになっています。

 写真は、大豆で石臼の目が詰まってしまったために竹串や歯ブラシで詰まった大豆をこそげているところです。十分水分が飛んでいない大豆を使うと、詰まりやすいようです。


何の苗かわかりますか?

きな粉の元になるのが大豆。これはその大豆の苗です。
地元の農家である穴田妙子さんが12日ほど前に播いたものを持ってきてくださいました。あと1週間もすれば根がぐるぐると張りめぐらされて一人前の苗に。そうしたらいよいよ植え付けです。

「現代農業」読者の会のみなさんが手伝いに来てくれました

 読者の吉田幸一郎さんら男性2人が主に石臼担当で、子供たちの先生役になってくださったほか、吉田さんの奥さんは大豆を炒ったり、できたきな粉をふるいにかけたり、大車輪の活躍。フライパンではなかなか仕上がらなかったので、トースターで炒るという裏技も考え出してくださいました。

『現代農業』読者のみなさんと農文協のスタッフ。前列左から吉田さん、土田さん、三島さん、穴田さん、宗田さん、吉田さん

 また、ご自宅でつくっている黒豆も持ってきてくださいました。黒豆は皮だけが黒くて中は黄色いので、挽いてみるとふつうのきな粉に黒い皮が混ざって、少し灰色っぽい色合い。ふつうのきな粉より甘みも強いような感じ。ふつうのきな粉、青豆きな粉、黒豆きな粉の3種類の食べ比べという、おもしろい体験ができました。

3色の大豆

素朴なお菓子に込めた思い

穴田さん、宗田さん、三島さん、新谷さんの4人は川北町に古くから伝わる伝統のお菓子をつくって、展示してくださいました。

「かいもち」

 田植えのあとのお祝いとして、昔からよくつくられていたというのが「かいもち」。あんこときな粉の2種類をつくります。小豆(あんこ)を使うのは「小豆のような粒の大きな米ができるように」という願い、きな粉を使うのには「きな粉のようにたくさんイネの花粉が飛んで、豊作になるように」という願いが込められているのです。

「ご飯が見えないように、あんこで上手にくるむのが、なかなか難しいんですよ」と穴田さん。

「いりんがし」と「はぜ」

 右が「いりんがし(炒りん菓子)」というお菓子です。玄米を蒸して、干して、精米してから炒るという手間のかかったもの。玄米そのもの(左下)や、炒る直前のもの(左上)など、いろいろ持ってきてくださったので、どうやってつくるのかがよくわかりました。塩味で飽きの来ない素朴なお菓子です。

「いりんがし」の中に入っているピンク色や青色は、色をつけたおもちを揚げたもので、川北町では「はぜ」と呼んでいます。

北陸農政局ブース

食育についてのわかりやすい展示

 食生活指針についてカラフルなパネルをつかってわかりやすく展示されていました。北陸農政局では農林水産・厚生・教育の各分野の担当者が一緒になって「食育」の進め方を考えるための「食育推進協議会」を、5年も前に設立しています。また、各県の教育関係者と農政局とが一緒になって「食育」をテーマに話し合う「食育ネットほくりく」の運営や、出張講座や食育通信の発信など食育に熱心に取り組んでいます。今後も食育推進の相談役として地域の核となっていくことが期待されます 。

川北町食生活改善推進協議会ブース

押しずしの試食コーナーが大盛況

推進員のみなさんが大量の押しずしをつくって試食に出してくださいました。すし飯の上に、赤や青に染めたえごのりやしょうがと魚(さば、ます、たい、えび、さけなど)がのっているというもの。今でもお祝いのときなど、家々でつくられているそうです。

その他

 体育館の外でも、川北町商工会女性部・青年部によるうどんやポップコーンの屋台が出たほか、JA能美によるかきもちの販売、川北町物産館による地元の野菜の即売などが行われました。