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笹巻き


笹巻き よもぎ・しょうぶ・ぜにあおいを添えて神仏に供えてから、いただく

平野レミさん、JA雲南女性部の藤原峰子さん、梅木映子さん、加藤さなえさんとテツandトモさん
直売所でももち米粉・寒ざらし粉が売られている

 奥出雲では古くから月遅れの端午の節句には、家々で笹巻きをつくっていました。父が粉をこね、一番上の子が団子をつくり、次に大きい子が棒をさし、次の子がハダコを着せ、母や祖母が笹を巻いてハカマをはかせ、一番小さい子はそろえる役割というように、家中総出で役割分担してつくります。巻き方、しばり方は地区や家によって違い、三味線巻きなどさまざまな工夫や技巧がこらされた地域文化です。また、笹巻きというのは笹の殺菌力を活かした保存食。一度につくっておいて、あとは忙しいときの間食にできるという生活の知恵のたまものでした。

 この笹巻き文化を伝えようと、雲南市大東学校給食センターでは、毎年6月に山へ笹の葉を取りに行き、11人の職員皆で1600食の笹巻きをつくり行事食として給食に出し、子どもたちに季節の味、地域の文化を伝えています。 「今でも、遠く離れた子ども家族や親戚には季節になると笹巻きを送っています。楽しみにされているんですよ」とJA女性部のみなさん。

(1)6月になると笹の新葉がよくそだつので、山から採ってくる

(2)粉はもち米粉が主で、うるち米を混ぜることも。水または湯でこねて、円錐形のような団子をつくる

(3)団子に笹の串をさし、ほうかむりのように葉を1枚かぶせる(ハダコを着せる)

(4)葉を3、4枚使って、団子の先から棒のほうへだんだん細くなるようにきれいに巻いていく

(5)イグサかワラでしばる。三味線巻きなどさまざまなしばり方がある

(6)10本ずつ集めて串のほうを葉で巻いてしばる(ハカマをはかせる)

(7)大釜で15〜20分湯がき、吊るして風に宛てて、保存する。最近では冷凍保存

(8)食べるときに湯がいてやわらかくし、砂糖醤油で食べる。好みできな粉と糖蜜などをつけることもある