NHK健康フェア >> 雲南市 >> 食育出展ブース





 
フロアでも「食育」と「健康づくり」を体験できるコーナーが盛りだくさんでした。

農文協ブース

黒米を石臼で粉にします

左から中西正義さん、勝子さんご夫妻。持ってきてくださった長いワラでクラフトづくり

中西さん(左)のつくっておられる黒米の加工品

今回は黒米粉づくりに挑戦

 米の粉を挽くというのは昔から農家の冬場の大きな仕事のひとつでした。それも、今では「くず米」と呼ばれるような小さな米を、当時は粉に加工することで、大事に使っていたのです。

 米粉というとぴんとこないかもしれませんが、一般的に「上新粉」とか、「白玉粉」として市販されているものが米粉。ちなみに、うるち米を粉にしたのが上新粉で、もち米を粉にしたのは白玉粉となります。

 今回はふつうの米でなく黒米を挽いて上新粉をつくりました。黒米を持ってきてくださったのは、雲南市の「現代農業」読者である中西正義さんご夫妻です。当日も農文協ブースの応援で、黒米を粉にする先生役をしていただきました。奥さんの勝子さんは黒米粉で団子をつくる方法も実演してくださいました。

「天紫」は発色がすばらしい希少な古代米品種

 中西さんが古代米の黒米を作り始めたのはもう10年以上前のこと。ちょうど転作が始まり、大豆や麦のほかに何か魅力的な作物がないかと農業試験場に相談していたところ、偶然そこで保管されていた古代米「天紫」の種子を譲っていただけることになったそうです。

 黒米はモミガラ自体も黒っぽいものをよくみかけますが、「天紫」はモミガラや葉っぱは普通のイネとほとんど変わらない黄色。モミ摺りすると初めて黒い色が出てきます。

 中西さんは今では黒米そのものだけでなく、黒米酢、黒米粉、黒米おかき、黒米うどん、黒米マドレーヌ、黒米柏餅など、いろいろな商品を開発して販売しておられるそうです。「天紫」はほかの黒米に比べて発色がよく、加工にむいているそうです。

しめ縄用の長ーいイネでクラフト

 中西さんはしめ縄用の150cm以上もある長いイネをもってきてくださいました。このイネをつくってくださったのは知り合いの新田清文さんです。農文協クラフト部の一同も、あまりの素晴らしさに、ため息が出てしまうほど。ありがたく使わせていただきました。

中国四国農政局島根農政事務所ブース

カブトエビの水槽

カブトエビを探し、米粉パンを味わう

 入口には「あなたが写ったオリジジナルカレンダーつくります」のコーナーがあり、デジカメ撮影してもらう家族や子どもたちが大勢集まりました。出来上がりを待つ2〜3分の間に、水槽の中の「生きた化石 カブトエビ」を観察。 隣には米粉パン。子どもたちは「どこにいるの」とカブトエビ探しをしながら、松江地区の米粉推進協議会の米粉80%パンを楽しんでいました。

島根食育推進協議会・雲南地区栄養士会ブース

食育推進協議会・栄養士会の展示

特産品が当たる食べものビンゴにわく

 6つの基礎食品群など、栄養バランスの取れた食事についての紹介パネルのほか、「食べものビンゴ」が大人気でした。特別栽培米、野菜、しいたけ、卵かけごはん醤油、山ぶどうジュース、ヨーグルトなど魅力いっぱいの雲南市特産が景品になるとあって、食品が発表されるたびに歓声があがっていました。

雲南市食生活改善推進協議会ブース

食改協の展示

地域産物を栄養バランスよく、おしいく、きれいに楽しく

 合併目前の6町村の食生活推進協議会が、共同で出したブース。これまでの活動を紹介するとともに、「野菜をたくさんとること」や「砂糖・塩分摂りすぎの注意」など、食事の上で心がけたい点をアピールしていました。

 試食は伝統食の団子に豆腐・かぼちゃ・ほうれんそうを加えた、3色の「だんご3兄弟」。そして地域特産のじゃがいもと梅干し(三刀屋町)を使い、健康食のゴマもふった「じゃがいもの梅肉あえ」の2点。地産地消で、栄養バランスよく、おいしく、きれいに楽しく調理して食べられる料理ばかりです。試食して「おいしい!」と、レシピを持ち帰る人がたくさんいました。

「だんご3兄弟」

白団子
  • 豆腐 半丁
  • 白玉粉 70g
  • きな粉、砂糖、塩を適当に混ぜ合わせる

  • 黄色団子
  • かぼちゃ 60g
  • 白玉粉 60g
  • 砂糖 少々

  • 緑団子
  • ほうれんそう 60g
  • 白玉粉 60g
  • 砂糖 少々

    1. 豆腐は軽く水切りし、白玉粉と混ぜて丸める
    2. かぼちゃはゆでて、白玉粉と砂糖といっしょに混ぜて丸める
    3. ほうれん草はゆでた後細かく刻み、白玉粉、砂糖と混ぜて丸める
    4. 沸騰した湯の中に団子を入れ、浮き上がったらすくいあげて水にさらし、ザルにあげる

    「じゃがいもの梅肉あえ」

  • じゃがいも 280g
  • 梅干し 30g
  • みりん 大さじ3分の2
  • 砂糖 大さじ1
  • ごま 大さじ1

    1. じゃがいもは皮をむき、拍子切りにして、水にしばらくさらしてからゆでる。ゆですぎないように
    2. 梅干の種をとり、すり鉢でよくすり、みりんと砂糖を加える
    3. (1)を(2)で和え、ごまを散らして出来上がり

    雲南市加茂町 ごまごはん試食コーナー

    主食・ごはんをおしいく、しっかり摂ろう

     「カロリーを主食から摂ろう」「子どもたちにもっとごはんを」をテーマに、加茂町のヘルスメイトさんたちが中心となって企画したコーナー。地域特産の「加茂米」に、消化よくするために皮をむいたごまを加え、さらに、しめじ・人参・油揚げのほか、カルシウム補給のためのスキムミルクも入れて炊いたごはんを試食させてもらいました。かんでいると、はじめ混ぜごはんのおいしさ、次にごまのぷちぷちが口の中に広がり、味も食感も二重丸。そして健康にもいいという、三重丸のレシピに、来場者の方も感心されていました。

    ごまごはん

  • 米 3合
  • しめじ 100g
  • にんじん 50g
  • 薄揚げ 40g(1枚)
  • むき炒りごま 100g
  • スキムミルク 大さじ2
  • しょうが 1かけら
  • だし昆布 2枚

  • 調味料
  • 薄口醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 酒 大さじ2
  • 塩 小さじ1
  • 砂糖 大さじ1

    1. 米をといで、30分水につけてからざるにあげる
    2. しめじの石づきをとり、洗ってからしばらくおく
    3. にんじんは1mmくらいの厚さのいちょう切り、油揚げは2mmくらいの千切りにする
    4. 炊飯器に(1)〜(3)の材料と、スキムミルク、炒りごま、調味料を加え、上にだし昆布をのせて炊く
    5. 炊き上がったら、千切りにしたしょうがをのせる

    子育て支援活動などの紹介コーナー

    手づくりおもちゃ

     市内の子育て支援センター、児童デイサーピス、赤ちゃんクラブ、保育所などが集まって運営したコーナー。地域で協力しあう子育て、ひとりぼっちでない子育て、子どもの自立支援のためのさまざまな活動を、パネルや広報誌・資料で紹介。手づくりおもちゃも並び、来場した幼児たちが楽しんでいました。

    共同作業所の活動紹介、製品販売コーナー

    共同作業所の紹介

     ブースでは模型や実物(ほうれんそうの整理・箱詰めなど)を使って、通所授産施設での作業を紹介。会場入口スペースでは、各共同作業所生産の野菜や生活用品の販売のほか、コーヒーショップが開かれ、来場者のくつろぎの場になっていました。

    その他

     会場の外には乳製品、清酒・ワイン、しょうゆ、陶磁器、乾ししいたけ、漬物、卵かけごはん専用醤油などの地域の特産品のお店が数々出展。その場で食べられるもののお店も多く、そばやコロッケ、奥出雲和牛のバーベキュー、笹巻きおこわ、焼きさばずし、桜もちづくりの実演販売などが好評でした。また、かつて「たたら」で栄えた奥出雲らしく、地元の刃物製作所からの包丁・鎌・鍬などの直売も行われていました。

    出雲そば

    雲南農協による新鮮野菜市

    地元の刃物製作所による直売

    地元産の乳製品