かしわのすき焼き

古賀市ではすき焼きといえばかしわ(鶏)の肉でつくるもの
鍋を囲んで何時間もつづく「食べごと」
古賀市農業委員の村山節子さんと船越美冶代さん |
古賀市では鶏のことを「庭野菜」と呼びます。昔はこのあたりではどこの農家でも地鶏を飼っていて、卵を産ませたあとの親鶏を料理に使っていました。だから「庭野菜」と呼ばれるほど、鶏は身近なものだったのです。
そのことが現れている一品がすき焼き。古賀ですき焼きといえば、牛でなく、骨ごとの「かしわ」のすき焼きのこと。里帰りした人が懐かしくて食べたい故郷料理の代表です。豆腐、コンニャク、ねぎ、さらにはセリ、じゃがいも、にんじんやさつまいもまで、あるものを何でも、かしわ肉とともに鍋に入れます。
肉と野菜を食べて、煮汁がたまってきたら、うどんやそうめんを入れて汁を吸わせて楽しみます。そしてまた肉や野菜を入れて焼くということを何回も繰り返しながら、話に花を咲かせて、「食べごと」のなごやかでうれしい時間を過ごすのです。
ステージでは、古賀市農業委員の村山さんと船越さんのつくってくれたすき焼きを試食。「鶏がちがうの! おいしい! そうめんに鶏すきの旨味が入っている」と平野レミさん。「子どものころ食べた鶏すきの味ですね」とテツさん。
市内の青柳養鶏場が卵・肉兼用の鶏品種を飼っており、1年半ほど卵を産ませたあと、肉にして販売している
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地元の直売施設「コスモス広場」では、骨付き肉に卵巣や内臓などもいっしょにした「ぶつ切り」「丸ごと一羽」パックが売られている |
歯ごたえがよくておいしい地鶏の肉
今でもかしわ肉は産卵もする地鶏を使うのがおいしいといわれます。ゆっくり大人になり、卵を産んできた地鶏ですから味が濃く、歯ごたえがよくておいしいといいます。今でも、地元の直売施設「コスモス広場」では、骨付き肉に卵巣や内臓などもいっしょにした「ぶつ切り」「丸ごと一羽」パックが売られています。
4人分
かしわ(骨付き) 500g
豆腐 1/2丁
白ねぎ 2本
白菜 400g
糸コンニャク 150g
酒、砂糖、醤油 適量
季節の野菜 適量
うどん・そうめんなど麺類 |
- かしわ、白ねぎ、白菜(ほか季節の野菜)、豆腐は適当な大きさに切って、大鉢に盛り合わせる
- 鍋を熱し、かしわの脂身でかしわ肉を炒め、その上に砂糖を直接からめて煮る
- 野菜、豆腐、糸コンニャクを入れ、砂糖・醤油・酒で味をととのえ、煮ながら食べる
*おわんに生卵を落とし、それにつけて食べてもよい
*煮汁がたまったら、うどんなどの麺類を入れて食べるとおいしい
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