芋炊き
河原での「芋炊き」は四国中央市の秋の風物詩
「芋炊き」はこの地域の秋の風物詩。毎年9月に河原に設けられた会場は大賑わいで、また家庭やホテルでも盛んに開かれています。
里芋を自分で育ててみよう
土居小学校の藤田秀之先生と、5年生11人 |
5年生がいろいろな里芋品種を紹介。左からマイモ、エビイモ(奥の2人)、女早生、タケノコイモ、赤芽 |
地域の食を支えてきた里芋。しかし周りにいっぱいあるのに、必ずしも、子どもたちが喜ぶ食材ではありません。そんななか、土居小・長津小など、市内の小学校では、里芋の栽培から料理して食べるまでの体験学習を行なっています。
土居小学校の5年生は里芋について調べ学習しながら、地域の農家にタネ芋をもらい栽培指導してもらって学校園で育てました。夏休みに当番でやる水やりの大変さ、しばらく見ないうちに背丈ほどにも成長したことへの驚き、ひとつのタネ芋からたくさんの芋が増えたことの喜びなど貴重な体験をしました。
「芋炊き」 だしも自分でとって、みんなに振る舞う
そして、収穫した芋で、郷土料理「芋炊き」会を開き、全校の児童と先生、お世話になった農家の人や父母などを呼んで振る舞いました。
地域の「芋炊き会」と同じようなレシピで、だしも自分たちでとりました。つくったのはおよそ300食。1年生からだんだんに配り、家の人や農家の人にも食べてもらいました。みんな口々に「おいしい」「家でたべるのより、うまい」。子どもたちは喜んでもらえるうれしさとともに、料理の味をかみしめました。
ステージでは、トモさんが「皆さんに食べてもらうことが喜びなんですね」と感心。試食した本多先生の「やさしい味で、お腹と心があたたまりそう」という言葉に、「皆んなの心がこもっているからね」とテツさん。

◎スープ 5リットル(約20人分)
鶏がら 1羽分
煮干し 20g
花かつお 20g
塩 10g
調味醤油(JAクックエース) 200cc
三温糖 30g
みりん 40cc
ほんだし 25g
酒 50cc
水 5リットル(蒸発分約200ccを含む)
◎具 10人分
里芋(皮をむいた状態) 600g
ゲソ 200g
鶏もも肉 500g
コンニャク 200g
生しいたけ 40g
白菜 300g
にんじん 50g
もやし 200g
ねぎ 50g
ごぼう(ささがき) 120g |
◎スープ
- 煮干しを一晩水につけておき、さっと洗った鶏がらを入れて火にかける。
- 沸騰したら煮干しをとり出して、鶏がらはいれたまま、1時間くらい弱火〜中火にかけておく。
- 最後に花かつおを入れて、鶏がらとかつおをとり出して調味する。
◎芋炊き
- ゲソ、鶏もも肉は一口大に切る。
- コンニャクは、スプーンで一口大にちぎり、軽く塩でもんだあと、洗っておく。
- 生しいたけは一口大、白菜は2cm幅の短冊切り、にんじんは3mm厚さのいちょう切り、もやしはざく切り、ねぎは2cm長さの斜め切り、ごぼうはささがきにして水にさらしておく。
- 里芋は、厚めに皮をむいて一口大に切り、ゆでてぬめりをとり、ザルにあげておく。(8分通り火が通っている状態)
- 2.5〜3リットルのスープを沸かして、鶏肉を入れる。鶏肉の色が変わったら、にんじん、ごぼう、コンニャクを入れて煮る。途中、アクが出たらすくいとる。にんじんに8分通り火が通ったら、ゲソ、しいたけ、白菜、もやし、里芋を入れる。ひと煮立ちしたらねぎを散らす。
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会場で展示された学校給食米「うまそだち」 |
里芋シチューをはじめ、地元の食材をたっぷり使った献立 |
四国中央市では、農業生産者、JAうま、学校、PTA、市農業委員会、市教育委員会、農林水産課などが連携した「土居地産地消推進委員会」が設けられ、学校給食への地域産の安全な米と野菜の提供に取り組んでいます。
全市の学校給食の米は市内農家産のエコ認定米(化学肥料・農薬50%減)「うまそだち」です。土居小学校の「芋炊き」とセットにして食べたおにぎりも「うまそだち」でした。こうした米づくりを子どもたちに伝える活動も同時に進められています。
野菜でも、土居地区を中心に、減化学肥料・減農薬栽培の生産物の学校給食への提供が行なわれ、これを他地区にも広げていく取り組みが進んでいます。
また、全市共通の学校給食メニューにも、地元の里芋を使った「里芋シチュー」があり、人気献立です。地元の食材をたくさん食べて欲しいという栄養士さんの気持ちのこもった一品です。
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