にらと牡蠣のキムチ和え
早春においしい知内のにら
Aコープで売られている地場産のにら「北の華」
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ハウスで2月から収穫が始まる
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知内の特産農産物は、肥沃な大地と道南の温暖で光に満ちた気候を活かした、にら「北の華」、トマト、ほうれんそう、みつばなどです。
秋に種まきしたにらは、冬の寒さを越えて、2月下旬に一番刈りを迎え、10月頃まで収穫・出荷が続きます。なかでも早春のにらは、葉の幅も厚さみも大きく、ふつうのにらの倍にもなります。やわらかい中にもシャキシャキ感があり、最高においしいと評価されています。まさに地域自然を活かす努力が生んだ名産品です。
修学旅行先の札幌で、にらを配り町をプレゼンテーション
知内中学校では、地元の特産品にらについて学習しています。
きっかけとなったのは、2年生で函館へ宿泊研修に行ったとき、特産のにらを持参して配りながら知内町のアンケートをとったことです。
そのときに、ホテルの料理長が「知内にらを使っている」と話してくれたことから、「知内のにらはそんなに評価されているのか」と驚き、学習を始めました。
さっそく3学期から、書物や地域での調べ学習を重ね、匂い成分がビタミンB1の吸収を促進する、肉とあう、疲れをとるなどの特徴を持つことを知りました。その成果をもとに、にらの特性を活かす料理に挑戦。「にら玉」のほか、班ごとにもう一品、にら焼きそば、にらまんじゅう、餃子、にらスープなどをつくりました。
さらに3年生では、にらを紹介し、知内町をPRするためのプレゼンテーション資料を、パソコンを使って作成しました。そのにらレポートを持って、いざ修学旅行で札幌大通り公園へ。道行く人ににらをプレゼントし、町をPRしたのでした。函館→地元知内→札幌と、にらを通して、多くの人びとに出会い、学びが膨らんでいく「食育」でした。
テツandトモさんに町をPRし、にらをプレゼント
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テツandトモさんにプレゼンテーションする3年生6人と本谷聡先生 |

「にらをどうぞ」と手渡されて大喜び |
ステージでは、修学旅行先で使ったPR用パネルをもって、テツandトモさんに知内町をプレゼンテーション。「知内町ってどこ」「知内の山の幸、にら」「知内の海の幸、牡蠣」などのテーマを、交代でアピールしました。
感心しながら聞いていたテツandトモさんに、「聞いていただいた御礼に」と、中学生からにらの束をプレゼント。「花をもらったことはあるけど、にらははじめて」とビックリしながらも、2人とも大喜びでした。
「僕は山形から東京へ出てきてから、山形のよさが分かったけど、皆さんは、知内やにらのこと調べてどう?」とのトモさんの質問に、生徒からは「知らないこといっぱいあって勉強になりました」「にらの匂いに大事な栄養があるので、食べようと思うようになりました」。
本多先生も「にらレバ炒めはスタミナ食といわれますが、知内の旬のにらは、寒さのなかで育つので、おいしさ成分とともに、ビタミン・ミネラルが豊富。にらは頭脳強化にもいいし、血液サラサラ効果もあり、体があたたまって風邪予防にもいいので、活かしていきたいですね」と中学生の学習を励まされました。
27年続く料理コンテスト 「地産地消」の競演と交流の場
 JA新はこだて知内支店女性部のみなさん
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長年の取組みの成果をまとめたレシピ集 |
JA新はこだて知内支店女性部と渡島南部地区農業改良普及センターは、27年間、毎年「農村生活工夫展」料理コンテストを実施しています。漬物コンクールに始まったこのイベント、地元の食材を活かした家庭料理、新しい創作料理の研究・発表、交流の場になっていて、毎年楽しみにしている町内消費者も多いといいます。これまでの受賞料理を中心に、美しいカラーのレシピ集『知内産 にら トマト ほうれん草 お料理ブック』が発行されています。27年のイベントを通して、家庭では姑世代の技と知恵が、若嫁世代の新しい食材を活かした新しい感覚の料理づくりへと受け継がれています。
さて、このコンテスト、応募部門は地域産物別料理の部、保存食の部、漬物の部などがあり、地域産物別料理の部には、たくさんのにら料理の応募があります。食卓の脇役でなく主役といえるほどに、和風、韓流、洋風と多彩にレパートリーが広がっています。会場ではJA女性部のみなさんに、さまざまなにら料理を紹介していただきました。
にらと牡蠣の相性がバツグンの一品
最初に紹介していただいたのは、知内の牡蠣を使った料理。
キムチの辛味のなかに、にらの甘味と牡蠣の甘味が溶け合った和え物です。テツandトモさんは「牡蠣のぷりぷり感とにらの食感、味の相性もいいですね」。本多京子先生は「牡蠣は海のミネラルが凝縮しています。亜鉛を多く含むので、味覚形成にもいいし、つめや髪の毛をきれいにする健康・美容食。ミネラル・ビタミンの多い早春のにらとあわせれば、さらにいいですね」と絶賛されました。
4人分
にら2束
にんじん適量
牡蠣2パック
キムチの素適量
砂糖少々 |
にら、にんじんは、食べやすい大きさに切り、それぞれさっとゆでる。
牡蠣はざるに入れ、塩水でふり洗いして水を切り、さっとゆでる。
1と2をキムチの素で和え、砂糖で味をととのえる。
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荒波育ちの知内の牡蠣
外洋養殖の牡蠣、冬の水揚げ作業(提供:知内町)
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冬においしい知内の牡蠣、ほたて、つぶ貝など
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広島など、他の産地がほとんど波静かな湾内養殖なのに対して、知内は津軽海峡の外洋で牡蠣を養殖しています。やっては流され、やっては流されして、苦労の末にできた外洋養殖の牡蠣。荒波にもまれて育つため、身がよくしまって、味は実に濃厚です。
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