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ラム肉団子と春雨のスープ 

人気の羊肉を、お年寄りにも食べやすく

お年寄りに食べやすいようにミンチを使い、野菜で栄養のバランスよく

士別東高校2年生の佐藤陽子さん、清水文香さん、佐々木彩菜さん

 いま羊肉は、L−カルニチンがダイエットによいことなどから、若い女性に人気上昇中ですが、カルニチンには認知症予防効果もあり、お年寄りに食べてもらいたい食品です。

 平成17年度、士別東高校1年生(当時)の「総合的な学習」に、女子生徒4人グループが、士別のシンボルであるサフォークのラム肉(1歳未満の羊の肉)を使って、高齢者がおいしく食べて元気になれる料理の開発に挑戦しました。

 羊肉といえば、焼いて濃い味で楽しむジンギスカンが主流ですが、高齢者向けには、1.薄味で、2.やわらかく、3.栄養バランス良く、4.むせにくく、5.噛みやすい、ことなどが求められます。

 そこで、ミンチにして団子にする、体にいい野菜と組み合わせる、片栗粉でトロミをつけて食べやすくするなど、インターネットで調べたりしながら考えていきました。羊肉特有の臭みも、ミンチのしょうがとねぎを多めに入れることで、弱まることがわかりました。

 4人分

  • ラム肉ミンチ 200g
  • 塩 小さじ2
  • しょうが汁 少々
  • こしょう 少々
  • 水 大さじ3
  • 青ねぎ 1本
  • 片栗粉 大さじ1
  • 白菜 4枚
  • 春雨 50g
  • 鶏がらスープ 5カップ
  • 醤油 小さじ2
  • ごま油 小さじ1
  1. ラム肉ミンチに塩、しょうが汁、こしょう、水、刻んだ青ねぎを加えてよく練り、片栗粉を入れ、粘りが出るまで混ぜる。

  2. 白菜は5cm角に切る。春雨は水でもどして食べやすい大きさに切る。

  3. 鍋にスープ、塩、醤油を煮立て、白菜を入れて、沸騰してきたら、(1)を12個に丸めて入れ、春雨も加えて5分煮る。

  4. 小口切りした青ねぎ、ごま油、こしょうを加えて火を止める。

薄味、肉がやわらかいと好評

観客のよい評価で安心

 客席から3人の方に試食していただきました。「味がシンプルで、薄味なのが好き」「羊肉といえば、ジンギスカンしか食べなかったけど、肉がやわらかでおいしい」など、地元の人にとっても、初めて味わう羊肉料理で、高校生よくやってくれたという実感もこもっていました。

 生徒たちは「心配していたけど、すごくうれしいです」。本多さんは「人に食べていただくと、返ってくる言葉がうれしいもの」と、家庭でも料理をして一緒に食べ、誉めあうようにしたい、と励まされました。

サフォークでまちおこし 40年

フェアの屋外展示会場に来たサフォーク。毛刈り実演が子どもたちに人気

世界のめん羊館で冬に生まれた子羊

 士別市のサフォーク飼育は、昭和45年の米減反転作のときに始まりました。それ以来、観光資源と毛・肉活用の両面で、サフォークによるまちおこしの努力が続けられています。「世界のめん羊館」には、30品種が飼われていて、わが国最多、士別でしか見られない品種が16種もいます。

 冬から春先に子羊が生まれて、哺乳のころには子どもたちの授乳体験、5月には羊毛刈り体験、夏休みには1泊の飼育体験などができます。観光・体験学習の基地であるとともに、市民・家族にとっても家畜とふれあえる憩いの場になっています。