揖斐川の流れをたどると、粕川、日坂川、坂内川などが次々と合流します。それぞれの流域には緑豊かな山々が広がりますが、さらに魅力的なのは、流域自然を活かして築いてきた人びとの暮らしの歴史、個性的な生活文化があることです。そんな自然と生活文化をもつ1町5村が集まり新・揖斐川町が誕生して一周年を記念して、食育・健康フェアが開かれました。
 フェア会場では、徳山の食文化を伝えていきたいとの願いから、郷土食「地獄うどん」がふるまわれました。このように、揖斐川流域全体として、自然の恵みと食文化をともに見つめなおし、楽しみ、新たに育てていこうと、多くの皆さんが参加され、活発に交流しました。
 食育・健康フェアに続いて、7月には第15回川サミット、8月には第10回薬草サミットがここ揖斐川町で開かれ、川や山の地域自然ととも生きる暮らしの交流、発信する町となっています。



  • サワアザミの料理
  • 健脳食メニュー
  • お茶の葉料理
    揖斐川の鮎と山菜を使って
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    地元出演者の皆さんと為後喜光さん、宮川泰夫アナ

     伊吹山麓、春日地区の人びとは、サワアザミ料理の話になると、実にいきいきとして話題がつきません。それは、サワアザミが季節感あふれた野趣豊かな山菜というだけでなく、地域に深く根ざした「シンボル食」だからです。長い年月、暮らしの中に呼びよせて育ててきた自然の恵みであり、それだけに、食べ方にさまざまな工夫と技がこらされています。
     町内の各地に、山菜や薬草、揖斐川流域の鮎やあまごなど「暮らしが育てた自然」の恵みがあります。そして今もまた、名産の「美濃いび茶」を使った料理開発や、高齢者の楽しみと健康づくりのための料理教室など、新しいシンボル食を育てる努力が続いています。

    取材・文責:農文協
    記録撮影:倉持正実


    会場のようす。石臼体験コーナーなど
    食と健康に関するお医者さんのお話など
     
    主催団体、後援団体など、開催概要をPDFファイルでご覧になれます