キッズクッキングのお焼き


キッズクッキングでつくったお焼き
豊かな「粉もの食文化」が伝わる
かつて高山村では、小麦がたいせつな主食でした。そのため、お焼き、ひんのべ、にらせんべい、こねつけ(ご飯と小麦粉をこねて、中に味噌あんを入れて焼く)など、「粉もの」の食べ方がさまざまに工夫されてきました。
お焼きは、主食(小麦粉)の中におかず(山菜・野菜)を包み込んだ、一品で栄養バランスのよい食べもの。それだけに春はにら、野沢菜漬け、夏は丸なす、たまねぎなど、旬の食材を次々と包んで食べる季節感豊かな料理として、いまも受け継がれています。祝い事やお祭りに欠かせません。
粉もの食文化は、家庭や料理教室、学校などさまざまな取り組みを通じて、次の世代へと受け継がれています。
キッズクッキングでお焼き体験
勝山まさ枝さんとキッズクッキングでお焼きづくりを体験した小学生の3人 |
食育・健康フェアの日の午前中、フェア会場となった高山中学校の調理実習室では、高山村食生活改善協議会(久保田和恵会長)の勝山まさ枝さんらの指導によるキッズクッキングが開催され、小学生18名がお焼きづくり体験をしました。
ねらいは、
- 子どもたちに地域の伝統食や旬の味を伝えること
- 生活習慣病の予防にバランスのとれた食事を知ること
- 大人になるまでに自炊ができるようになること
などです。
調理室には、つい手伝ってしまいがちが親たちは入れません。「今日は自分の手でつくってくださいね。手伝わないからね」の励ましの言葉で調理スタート。焼けたら、「ごはんの食べ方の話」(主食・主菜・副菜のバランスよくとろうなど)を聞き、そして、お待ちかねの試食をして、感想を述べ合うというコースです。
この日は同じ調理室で枝元なほみさんが、ゲストの提案料理をつくりながら、キッズクッキングにも参加されました。子どもたちにとって楽しい時間となりました。
こねる技、切る手つき、伝統品種の味
つくったお焼きは3種類の具入り。丸なすを輪切りにして切れ目に味噌を入れたもの、丸なすを刻んで味噌を混ぜたもの、切干し大根とにんじん、干ししいたけを炒めたものです。丸なすは、高山村など北信地方の伝統品種で、皮がやわらかく、身がしまっているため、食感も、味噌のしみ方もよく、お焼きに最高です。そんな地域ならではの品種の味わいも伝えたいというねらいもあります。
子どもたちは、小麦粉を指先でなくてのひら(親指のつけ根)を使って練ること、にんじんやしいたけを「猫ニャンニャンの手で」切ることなどのアドバイスをもらい、ほめられながら料理をすすめました。
自分でつくったからでしょうか、なすも切干し大根も「おいしい」「大好き」といいます。
子どもも教えるほうも楽しんだ
ステージには、3人の小学生が、それぞれ自分がつくった3種類のお焼きを持って、勝山さんととも出演してくれました。子どもたちは、「まあまあです」「うまく包めなかった」などとひかえめですが、勝山さんは「みんな目を輝かせてやってくれました。こね方がすごく上手にできた」などとうれしそうに報告。
お焼きの上には、にんじんなどの切れ端がのっています。子どもたちが中身の目印にと工夫したもので、これは販売するプロのお焼きでもやること。楽しくなって、顔を描いたお焼きもありました。
子どもの丸なすお焼きを試食した枝元さんは「お味噌味にちょっと甘味があっておいしい」と喜び、宮川アナは「今日は1回だけど、何回も重ねていくことで、伝わっていきますね」と励ましました。
お焼きの皮
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20〜30個分
- 小麦粉(中力粉) 1kg
- ベーキングパウダー 大さじ2〜3
- 水(人肌くらいの湯) 600cc
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小麦粉、ベーキングパウダーを合わせてふるいにかける。
1に人肌くらいの温かい湯を加えて、耳たぶくらいのやわらかさにこね、少しねかせる。
皮を等分にしてのばす。
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丸なすのお焼き
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20〜30個分
- 丸なす 12個
- 味噌 400g
- しその葉 少々
- サラダ油 大さじ3〜4
- だしの素 小さじ1
- 砂糖(好みで) 大さじ6
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味噌に、刻んだしその葉、サラダ油、だしの素を加え、混ぜておく。
丸なすは皮をむかずに1〜1.5cmの厚さに切り、横から輪切り方向に切れ目を入れる。
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切れ目に1を入れる。
こねた皮がよくのびるようになったら、手にとって、なすを包む。
蒸し器に布を敷き、お焼きを入れて、15〜20分蒸す。
※丸なすは細かくきざんで具にしてもよい。
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切干し大根のお焼き
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4人分
- 切干し大根 20g
- 干ししいたけ 2枚
- にんじん 40g
- サラダ油 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 大さじ1と1/3
- みりん 大さじ1
- しいたけの戻し汁 80g
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切干し大根は水で戻し、やわらかくなったら水切りする。
干ししいたけは水に戻し、薄く切る。戻し汁はとっておく。
にんじんは2cmの拍子切りにする。
フライパンに油を熱し、野菜を炒める。戻し汁を加え調味料を入れる。
お焼きの皮で包み、15〜20分蒸す。
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小学生「大好き 高山」の学習で、ひんのべやお焼きづくり
高山小学校の総合的な学習の時間の愛称は「たかやまの時間」。昨年6年生のあるクラスのテーマは「大好き 高山」で、小林一茶ゆかりの地にちなむ俳句学習と、郷土の粉もの食文化の調べ学習・料理体験をしました。料理はひんのべ、お焼き、やしょううまで、おばあちゃんやお母さんたちの指導でつくりました。
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