秋。すでに5月と7月に茶摘みを終え宇治茶の畑は、じっくりと木に養分をたくわえ、来年の新茶にそなえています。そんな茶を見守るように、つるのこ柿が色づき、やがて初冬の風物詩「柿屋」での古老柿づくりが始まります。最高級のお茶と風雅な茶菓子は、宇治の茶畑とそこで働く人びとの努力が生んだ、日本を代表する「暮らしの文化」です。

 宇治田原町は、世界に日本全国に茶の楽しみを届けるお茶の伝統産地であるとともに、このように一年を通じて季節感も豊かに食を楽しむ「暮らしの文化」が光ります。秋晴れの食育・健康フェアのこの日、子どもたちからお年よりまでたくさんの人びとが集い、地域の暮らしの楽しみを確かめ、交流しました。




  • 名産宇治茶 お茶7種ほか
  • 応援者いっぱい保育所給食
  • おはぎ、そうめんかぼちゃの料理
    特産の冬瓜を使って
  •  


    地元出演者の皆さんと為後喜光さん、宮川泰夫アナ

     日本の緑茶文化発祥の地、宇治田原町。ここは、お茶生産・製造者、野菜生産者、養鶏農家、魚屋さん、生活改善・食改善に取り組むお母さんたちなどなど、地域の人びとみんなが、子どもたちの健康的な食生活と食習慣づくり、食文化の継承に向けて、協力しあい、食育していることが大きな特徴です。

     たとえば、子どもたちや地域住民に、最高級の宇治茶の味と、産地の暮らしが育んだ個性的なお茶文化を伝えてともに楽しむ活動。小さな子どもたちにこそ新鮮・安全・安心で、手づくりの味わいのある給食をと皆が応援し、家庭の食卓にも好影響を与える町立保育所の給食づくり、学校での社会人講師指導による料理体験などなど、世代を超えて活気ある食の交流が盛んです。
      そんな「地域みんなで子どもの食を育てる町」の食卓と食文化の楽しみをお届けします。

    取材・文責:農文協
    記録撮影:倉持正実


    会場のようす。石臼体験コーナーなど
    食と健康に関するお医者さんのお話など
     
    主催団体、後援団体など、開催概要をPDFファイルでご覧になれます