夜明けの筑後川を小舟で行く鰻獲り名人。竹ざおに感じる鰻のあたりもうれしいけれど、帰えれば仲間が喜んでくれて始まる鰻パーティーはもっとうれしい、といいます。仲間で楽しむ料理・宴はなごやかで、実に明るいのです。地域で宝のように大事にしている食べものだから、人が集まり、世代がつながり、明るく親しい輪ができていきます。
ここには、そんな宝、「人と人をつなぐ食べもの」がたくさん伝えられ、また新しく育っています。北茂安・中原・三根の3町の合併により、脊振の山系から丘陵、水田地帯、筑後川がひとつになり、宝の食べもの、その楽しみがさらに多彩になりました。合併から1年半、みやき町誕生を記念して開かれた食育・健康フェアで、新しい町の豊かさ、それを子どもたちに伝えるたいせつさを確かめあい、活発に交流しました。




  • 筑後川とクリークの恵み料理
  • 元気汁、ぶつ焼き
  • アスパラとこんにゃくの料理
    地元の食材、水いもを使って
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    地元出演者の皆さんと枝元なほみさん、宮川泰夫アナ

     筑後川下流の豊かな流れと、網の目のように張り巡らされた用水路・クリーク。みやき町の先人たちは、水を味方に引き寄せ、水を活かし、水の恩恵を楽しむ暮らしをつくり伝えてきました。そして今も、水とともにある豊かさを伝え、ふくらませていく取り組みが各地で続けられています。例えば、近所の親しい仲間の遊び心で、ここにしかない川漁や魚料理の味が伝わっていきます。
     町内のイベントで、昔からクリーク地帯の食を支えた粉食文化が伝わり、農家のお母さんたちの加工グループや学校給食で水田農業の新しい産物を活かす食が工夫されて広がっていきます。
      そのような、環境−農・漁業−食をつないで守り育み伝える「水豊かな町の自然と食べもの」を、合併した新町みんなで再発見し、全国にお届けします。

    取材・文責:農文協
    記録撮影:倉持正実


    会場のようす。石臼体験コーナーなど
    食と健康に関するお医者さんのお話など
     
    主催団体、後援団体など、開催概要をPDFファイルでご覧になれます