不知火海が湾内奥へ奥へと入り込み、これを山がやさしく抱いている宇城市。そこには、太陽と海の輝きがつくるやさしい明るさとあたたかさが満ち、海と陸とが織りなす豊かな自然がいっぱいです。 多彩な自然の恵みを活かして、個性的な地域の暮らしと食を育ててきた三角、不知火、松橋、小川、豊野の5町が合併して宇城市が誕生してから2年近くたつこの日、それぞれの地域の暮らしと食の魅力・すばらしさをみんなで共有し、次代に伝えていくことを願って、食育・健康フェアにたくさんの人びとが集い、交流しました。
実り多い丘陵から、平地、魚貝豊かな不知火海へとつながる宇城市は、食材に恵まれたところ。しかし、それ以上に、合併したそれぞれの町の各地にたくさんの食の名人・達人がいて、子どもたちや若い親たちが、豊かな自然を活かす食の技や知恵に出会い、体験できる場をいっぱい提供していることがこの街の特徴です。 「くまもとふるさと食の名人」、食生活改善推進員協議会のヘルスメイト、農業生産者たちが、地産地消の健康的な食生活づくりのメッセンジャーとして活動し、地域の食を楽しみあう輪が広がり、古くからの郷土料理が伝わるとともに、新しい郷土料理ができ、いっそう豊かになっていきます。そんな「食体験がつながる豊かさ」をお届けします。
取材・文責:農文協 記録撮影:倉持正実