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研究課題名

仮想コンビニを使った食育

報告者(代表者) 赤松 純子 和歌山大学

  氏 名 所属機関
共同研究者 大森節子 C・キッズ・ネットワーク
甲田敏江 C・キッズ・ネットワーク
篠井直子 C・キッズ・ネットワーク
小川桂子 C・キッズ・ネットワーク
研究協力者 大島京子、藪上順子、辻眞智子、高比良直子、成宮順子、秦智子、西田まゆみ C・キッズ・ネットワーク

 忙しい現代人はコンビニ食に代表されるような、ファーストフードに頼る事が多く、従来型のバンランスの取れた食生活を軽視する傾向にあり、この現状に問題意識を持っていない。そこで、「身近なコンビニ食品を通して自ら意志決定し食生活を見直す」45分プログラムを集大成し、誰でもが活用できる教材を開発した。講座で配布するワークブックの制作、講座で使用するワークショップ関連グッズの製作を行い、高校生向け講座を9回、小学生向け講座を17回、高齢者向け講座を4回、一般成人向け講座を5回実施し、その都度修正を加え効果を確かめながら仕上げたものである。

 コンビニでの買い物をシュミレーションすることにより、自らの食生活について考え修正していく内容とした。実際に自分自身が選んだ昼食をテーマに学習することは、興味を深め実生活へのフィードバックが容易であった。作業を通して自らの食生活への関心が高まり、今後メニューを考える時やコンビニ食などの中間食、レストラン等での外食に対しても、栄養バランスを考えたメニューの選択や組み合わせが期待できる。主に高校生を対象とした効果的手法を基本として開発したが、児童や高齢者を対象とした講座も行ったので、孤食個食の食育としても、より汎用性のあるものとなった。

 児童については食品の体内での主な働きをもとにバランスを整える力を加え、高齢者については、時々の外食を考えるのではなく一品をいろんな形で食べることやじょうずに中(なか)食(しょく)を取り入れる力を加えている点が特徴である。 

 一定の力を持つ人が「みんなの先生」として活躍できる道具としてティーチャーズガイドを作成すること、同じ手法で展開が可能な年齢層に対する講座を開催し生涯学習として活用することが、今後の課題である。(具体的な対象は、「幼稚園年長と保護者」「中学生」「社員教育」「妊産婦」である。

 これまでの研究成果は、学術図書として発刊予定(印刷中)であり、また食育について関心の深い教師や一般読者が期待できる学術的雑誌(商業雑誌)にも掲載が決定されている。

※本研究に関する発表予定
  • 『生活実践と結ぶ家庭科教育の発展』所収第27章「食育推進手法の実証的研究序説」
       編者:福田公子 くらしき作陽大学(2004年5月30日発刊予定)
  • 月刊『家庭科教育』((有)家政教育社) 5月号に掲載

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