| 研究課題名 |
視覚障害者向け食育教材の開発
−模型と点字活用方法の検討− |
| 研究代表者 |
加賀谷みえ子 |
椙山女学園大学生活科学部食物栄養学科講師 |
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氏 名 |
所属機関 |
| 共同研究者 |
岩山 光男 |
名古屋ライトハウス(理事) |
| 下野 房子 |
東海学園高等学校 |
| 大橋 康一 |
株式会社イワサキ名古屋支店 |
【目的】
食育は健常者、障害者の区別なく、それぞれのニーズにあった教育が望まれる。しかし、視覚障害の程度は個々で異なることから、視覚障害者向き食育教材は晴眼者向きのものに比べて、十分にあるとはいえない現状にある。そこで、視覚障害者向けの食育教材の開発を試み、目的別、用途別の教材の作成および教材作品の評価を得る目的で研究を行った。
【対象および方法】
対象は視覚障害者22名。調査期間は平成16年11月〜平成17年2月。場所は盲学校、視覚障害者宅、障害者センター、視覚障害者施設を訪問し、面接聞き取り方式でアンケート調査を実施した(回収率は100%)。
方法:
1.目的・用途別の食育教材の試作および開発:実物大の食材・市販品等を計量・計測後、紙粘土、ウレタン材料、布繊維材料、木質材料、発泡スチロールなどを用いて、平面模型、半立体模型、立体模型の試作品を作成した。
2.1で試作したものを検討改良後、塩化ビニール剤、布繊維材料、紙粘土等で各種模型の実物模型を作成した。主なものは各種切り方・飾り切りの手順がわかる模型、各種和菓子・和菓子の作成手順がわかる模型、米から飯、野菜の生・加熱後の変化の模型、巻き寿司の作り方の模型、餃子・シュウマイ・小龍包の作り方の模型、その他。その後これらの模型の理解度を観察・評価するための調査を実施した。
【結果】
1.対象者の障害程度は、1級全盲者が21名、2級1名、性別は男性10名(17歳から52歳)、女性12名(10歳から65歳)であった。障害の発生時期は、先天性の者が86%であった。
2.「料理を誰から習ったか」では学校、料理サークルは41%、母親・兄弟18%であった。
3.料理サークルで料理を学ぶ者で自作する者は50%で、その他の者は学校卒業後、料理を作ったことがない者が多かった。
4.食材の切り方を知らない者が過半数以上、飾り切りを知っている者は9%であった。料理の作り方は実体験がないために正しく理解できていない者が多かったが、実物模型に触れることにで理解が深まったと答えた者が95%であった。
5.塩化ビニール製模型(100%)、布製模型(100%)、紙粘土製模型(95%)いずれの模型も理解しやすい模型との評価を得た。
6.最も好まれた模型の選択(複数回答)では布製(41%)、塩化ビニール製(41%)、紙粘土製(23%)であり、ウレタン製は好まれなかった。
7.塩化ビニール製の食材を使ってサラダの盛り付け体験学習を実施したところ、食材を平面で対照に盛り付ける者が多いことがわかった。
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