| ■バリアフリーへの課題
視覚的に理解しやすいようつくられた「食事バランスガイド」を視覚以外の方法で理解できるようにするためには、どの部分をどのように表現したら良いか、それがこの取組みの難しい課題です。
例えば、視覚的に理解しやすいコマについても、それ自体について詳しく説明するとかえって混乱を招いてしまう恐れがあります。ですから、この場合もコマの説明よりもバランスガイドは5つのグループによって成り立っているという点を伝えるようにしています。
視覚障害者の情報の入手方法には音声・点字・大活字と個人差があります。そのすべてに対応できるように、カセットテープと点字・大活字併用版解説カードを1セットとして構成しています。テープでは「食事バランスガイド」の説明や事例を挙げて『自分はこのタイプだ』というイメージを切り口としてバランスガイドに基づいた適量を理解してもらったり、料理例を挙げてSV数を解説します。
また、カードでは主に料理区分別・料理別サービング数、エネルギー量について大活字と点字で表示し解説します。
技術的な課題としては、ひとつの情報を大活字と点字で同時に同じ紙の上に載せようとした場合、必要なスペースに差が出てしまい紙面のバランスがとりにくいということがあげられます。その部分について各方面のアドバイスを取り入れ、改善を重ねながら製作に向けて作業を進めています。 |