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阿房宮(あぼうきゅう)干しても香り高い食用菊――青森県
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![]() 干し菊:阿房宮を蒸して乾燥させてできた |
調査地:青森県八戸市・三戸郡 産地:青森県八戸市・三戸郡 生産量:青森県八戸市と三戸郡を含め44ha 生産者:八戸市中央卸売市場によると、県南において60人くらい 流通・購入ガイド: 入手先に関するお問い合わせ: JAまべち営農センター 〒039-0131 青森県三戸郡三戸町大字二日町41 TEL 0179-23-3811 調査内容のお問い合わせ: 八戸スローフード協会 〒031-0841 青森県八戸市大字鮫町字小舟渡平9-19 八戸シーガルビューホテル内 TEL 0178-33-9133 FAX 0178-33-9134 |
![]() 阿房宮で作った菊巻:大根、人参、高菜の塩漬けしたものを海苔巻きの要領で阿房宮を蒸した物でまく。蒸したものを一枚ずつ冷凍すると通年作る事が出来るが、気温が高くなると日持ちがしないため 加工時期は11月下旬から3月まで。今では、加工する人も少なくなった。 |
江戸時代に商人が観賞用の菊を関西または関東から持ってきたのが始まりで、「阿房宮」の名は秦の始皇帝の宮殿からとったとされる。
阿房宮は香りが強く、しゃきしゃきとして食感がよい。茹でて酢の物にしたり、てんぷらに揚げたりして楽しむ。また、蒸して乾燥した「干し菊」にして保存しておいても香りと食感が保たれるので、いろいろな料理に使える。
露地栽培で、10月下旬から霜の降りる11月中旬ころまでの収穫となる。連作が3年以上になると収量が半減するので、輪作し有機質肥料を使うようにしている。