青大豆・黒豆(あおだいず・くろまめ)

収穫に感謝し神様に供える豆しとぎ――青森県南部地方

黒豆を使った「豆しとぎ」

調査地:青森県南部地方
産地:青森県南郷村・名川町
生産量:1,864t(平成14年、青森県南の豆類の生産量)
生産者:不明
流通・購入ガイド
  • 大豆をつぶしたものを米の粉と混ぜた「しとぎ」は八戸市の餅メーカーが通年販売している。
  • 個人で昔ながらの作り方をしている人は、11月下旬から翌年4月上旬にかけて、産直施設での販売、青果市場でセリにかけ小売店での販売、ローカルチェーンのスーパーとの契約などで販売している。
    入手先に関するお問い合わせ
    間部惣治
    〒039-0815 青森県三戸郡福地村福田字間ノ原9
    調査内容のお問い合わせ
    八戸スローフード協会
    〒031-0841 青森県八戸市大字鮫町字小舟渡平9-19 八戸シーガルビューホテル内
    TEL 0178-33-9133 FAX 0178-33-9134

  • 魅力、利用、継承

    豆しとぎ:上は黒豆入り、下は大豆

     「しとぎ」は、米の粉を水で溶いて棒状にしたもので、これを、一年の収穫に感謝して神様に供えるならわしが、全国各地にあった。ヤマセが吹いて冷夏の年が多い南部地方は、米が貴重なため、大豆をつぶしたものを米粉に混ぜて増量した「豆しとぎ」をつくり、年末の大黒様の年取りに供えた。

     今日では、食べて楽しむために、好みで味付けされるが、ふつう、すりつぶした青大豆に米粉、砂糖、塩を加えてよく混ぜ、棒状・かまぼこ状にしたものを厚さ1センチほどに切って食べる。焼いて食べるのも美味しい。

     大豆のタネは自家採種によって保存されている。昔ながらの方法でしとぎをつくっている人は、大豆の収穫後の11月から4月上旬のかけての加工・販売となる。直売所や、小売店、スーパーに並ぶ。