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暮坪かぶ(くれつぼかぶ)そばや刺身の旨味をひき出す――岩手県遠野市
魅力、利用、継承
天正年間に近江の薬売の近江弥右衛門が持ち込んだと伝えられ、以来400年この土地で栽培されてきた。かぶとしては珍しい長根の白かぶで、長さ20センチ、太いところの直径は5センチほど。地上に露出した部分は淡い緑色をしている。 辛味が強く、独特の風味があり、薬味や漬物として利用される。皮をむかずにすりおろしてそばにのせれば、その辛さがそばの香りと甘さによくマッチする。マグロなどの刺身の旨味を引き立て、「究極の薬味」ともされる。根の辛味と葉の甘味が調和した浅漬、じっくり漬けて歯ごたえある本漬などの漬物も喜ばれている。 生産・販売は、「協同組合暮坪かぶ」が一手に行ない、タネも保存・自家採種している。播種は7月上旬から9月中旬で、60日後に収穫となる。原種に近いかぶで、根こぶ病や土壌センチュウに弱く、自然の中で注意深く育てているため、数量には限りがある。 |
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