暮坪かぶ(くれつぼかぶ)

そばや刺身の旨味をひき出す――岩手県遠野市

調査地:岩手県遠野市
産地:岩手県遠野市上郷町暮坪集落
生産量:年間30,000本
生産者:1戸
流通・購入ガイド
  • 「協同組合暮坪かぶ」あて電話あるいはFAX。(TEL 0198-65-2564 FAX 0198-65-3091)
  • 地元の道の駅、スーパー等でも購入可能。盛岡市内デパート食品売場、高速道前沢サービスエリア上り線でも販売している。
    入手先に関するお問い合わせ
    協同組合暮坪かぶ 代表 菊池万太郎
    岩手県遠野市上郷町佐比内37-11-1
    TEL 0198-65-2564 FAX 0198-65-3091
    調査内容のお問い合わせ
    岩手食文化研究会
    〒020-0022 岩手県盛岡市大通2-7-18 有限会社ティーシーアイ内
    FAX 019-653-7740 info@iwate-syokubunka.com
    FAX、メール、あるいはお手紙でお問い合わせください。

  • 魅力、利用、継承


    浅漬 かぶを斜めに薄く輪切りにして、葉も4cmぐらいに切って一緒に漬ける。

     天正年間に近江の薬売の近江弥右衛門が持ち込んだと伝えられ、以来400年この土地で栽培されてきた。かぶとしては珍しい長根の白かぶで、長さ20センチ、太いところの直径は5センチほど。地上に露出した部分は淡い緑色をしている。

    辛味が強く、独特の風味があり、薬味や漬物として利用される。皮をむかずにすりおろしてそばにのせれば、その辛さがそばの香りと甘さによくマッチする。マグロなどの刺身の旨味を引き立て、「究極の薬味」ともされる。根の辛味と葉の甘味が調和した浅漬、じっくり漬けて歯ごたえある本漬などの漬物も喜ばれている。

    生産・販売は、「協同組合暮坪かぶ」が一手に行ない、タネも保存・自家採種している。播種は7月上旬から9月中旬で、60日後に収穫となる。原種に近いかぶで、根こぶ病や土壌センチュウに弱く、自然の中で注意深く育てているため、数量には限りがある。