もくずがに
北上川の秋の味覚を楽しむ――岩手県川崎村
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調査地:岩手県川崎村
産地:岩手県川崎村
生産量:小型定置網 385匹 (平成15年)
さらに自由採取によってその倍以上捕獲されていると推定されている。
またNPO北上川流域河川生態系保全協会による、休耕田を利用したかに牧場3基により、年間約3000匹が親がにとして飼育される。稚がには約4万匹生産。
生産者:NPO北上川流域河川生態系保全協会(会員14名)
当協会は親がにの生産の他、中間飼育した稚がに約1万匹を北上川、砂鉄川、千厩川へ放流している。
流通・購入ガイド:
稚がには宮城県他全国各地に放流、養殖研究用として販売している。
郷土料理の「かにばっと」は村内4店で提供している。
問い合わせ先:NPO北上川流域河川生態系保全協会 TEL 0191-43-4338
入手先に関するお問い合わせ:
NPO北上川流域河川生態系保全協会 理事長 伊藤靖一
〒029-0201 岩手県東磐井郡川崎村門崎字巳待13
TEL 0191-43-4338
調査内容のお問い合わせ:
岩手食文化研究会
〒020-0022 岩手県盛岡市大通2-7-18 有限会社ティーシーアイ内
FAX 019-653-7740 info@iwate-syokubunka.com
FAX、メール、あるいはお手紙でお問い合わせください。
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魅力、利用、継承
かにばっと:かにの甲羅、足の部分は細かく叩きつぶして加える。最後にかに味噌を練って加える。
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昔は秋になると、北上川で一晩に数百匹ものもくずがにが獲れ、人びとは「かにばっと」を楽しんだ。同じく秋の味覚の、ものこ、大根、にんじん、ごぼうとこんにゃくなどを煮立てて、小麦はっとうを入れ、かに味噌とネギで味を整える豪快・ぜいたくな郷土料理だ。
すり身だんご汁もおいしく、またかに味噌の味もすばらしく、手足の塩ゆでも酒のさかなによい。北上川の恵みを代表するたいせつな食材である。
近年、乱獲や水質悪化などで絶滅が心配されたが、生態系と食文化を守ろうとする人びとが、モクズガニ研究会をつくって養殖研究を開始し、ビオトープを用いた繁殖・飼育システムを開発した。平成11年からNPO法人北上川流域生態系保全協会(14名)として、孵化、稚がにの放流、村内の店へのかにの提供、もくずがににちなむ特産品の開発と販売などを行なっている。
また、小中学校や保育園の子どもたちに、川の環境とそこにすむ生物についての学習の場を提供・支援し、河川愛護の心を将来へつないでいる。
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