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日本みつばちの蜂蜜(にほんみつばちのはちみつ)

病害虫や寒さに強く風土に適した――岩手県盛岡市、日本各地の中山間地

西洋みつばちと日本みつばちは、持っている酵母や、花の嗜好などが違うため、はちみつの味も違う。

調査地:岩手県盛岡市
産地:岩手県盛岡市、日本各地の中山間地
生産量:統計なし
生産者:統計なし。ごく一部の趣味レベルの人が飼育しているのみ
流通・購入ガイド
  • 生産量が極めて少なく、藤原氏の経営する藤原養蜂場では、直接販売のほか、百貨店の物産展への出品、愛知県の共同購入グループへの販売など顔の見える顧客が大半である。ただし、各地の直売所などで単に「はちみつ」として販売されている場合もある。
    入手先に関するお問い合わせ
    日本在来種みつばちの会 藤原誠太
    〒020-0886 岩手県盛岡市若園町3-10 藤原養蜂場内
    TEL 019-624-3001 FAX 019-624-3118
    調査内容のお問い合わせ
    ローカルジャンクション21
    〒181-0012 東京都三鷹市上連雀4-1-6-301
    TEL 0422-49-5428 FAX 0422-49-5428

  • 魅力、利用、継承

    福島県川内村(左)と宮崎県高千穂町(右)のはちみつ。地域の植生により、味わいが異なる。

     日本みつばちは、古くから貴重な甘味資源として利用されてきたが、明治時代以降、飼いやすく蜜がよく採れる西洋みつばちが導入され、これに代わられた。しかし近年、病害虫にも寒さにも強く日本の風土に適していること、その蜂蜜には独特な風味があり、滋養効果も高いことなどから、日本みつばちの良さが再認識されつつある。

     日本みつばちの見直しに努力してきた盛岡市の養蜂家が藤原誠太氏だ。氏は従来は採蜜のたびに巣が壊されていたのに対して、西洋みつばち式に巣を繰り返し使うなど、安定した生産の技術を開発してきた。

     現在、日本みつばち蜂蜜の生産量はきわめて少ない。しかし、養蜂技術は蜂が生き働く環境も含めて日本独特の文化だ。藤原氏はその伝承のため「日本在来種みつばちの会」を結成した。現在、消費者を中心に1000名以上の会員、および関係者が支援している。みつばちの生態や蜂蜜の機能性の研究など、岩手大学、玉川大学、つくば大学などの研究機関と連携した取組みも進んでいる。