日本みつばちの蜂蜜(にほんみつばちのはちみつ)病害虫や寒さに強く風土に適した――岩手県盛岡市、日本各地の中山間地
魅力、利用、継承
日本みつばちは、古くから貴重な甘味資源として利用されてきたが、明治時代以降、飼いやすく蜜がよく採れる西洋みつばちが導入され、これに代わられた。しかし近年、病害虫にも寒さにも強く日本の風土に適していること、その蜂蜜には独特な風味があり、滋養効果も高いことなどから、日本みつばちの良さが再認識されつつある。 日本みつばちの見直しに努力してきた盛岡市の養蜂家が藤原誠太氏だ。氏は従来は採蜜のたびに巣が壊されていたのに対して、西洋みつばち式に巣を繰り返し使うなど、安定した生産の技術を開発してきた。 現在、日本みつばち蜂蜜の生産量はきわめて少ない。しかし、養蜂技術は蜂が生き働く環境も含めて日本独特の文化だ。藤原氏はその伝承のため「日本在来種みつばちの会」を結成した。現在、消費者を中心に1000名以上の会員、および関係者が支援している。みつばちの生態や蜂蜜の機能性の研究など、岩手大学、玉川大学、つくば大学などの研究機関と連携した取組みも進んでいる。 |
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