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余目ねぎ(あまるめねぎ)香りと辛味強く、煮ると甘い――宮城県仙台市近郊
魅力、利用、継承
仙台市宮城野区岩切は七北田川沿いにあり、水田の回りは地下水位が高いため湿害を受けやすく、白根の長いネギをつくる軟白栽培はむずかしかった。明治の終わりころ、地元の永野一氏は、成長したネギを8、9月にいったん掘り上げ、水平に近い角度に寝かせて植え、薄く土をかけて軟化させて白根をつくる「やとい」という方法をあみ出した。 ネギは立ち上がろうとして曲がり、このときに受けるストレスのためか、辛味が強く香りがよく、加熱・料理すると甘味とこくがまして口あたりがやわらかく、ひじょうに美味しい曲がりねぎができる。仙台の秋冬の食卓に欠かせない。 タネは生産農家ごとの自家採種で、分けつしない株からよいタネを採るなど心がけている。JA仙台および仙台市などが地場特産野菜として振興しており、また宮城県が「みやぎの特選食材」に選定している。
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