貝地の高菜(かいじのたかな)

春先にうれしい緑濃い漬物――茨城県石岡市国府こくふ

貝地高菜の収穫作業

調査地:茨城県石岡市
産地:茨城県石岡市
生産量:自家用程度
生産者:7戸
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茨城県農林水産部園芸流通課うまいもんどころ推進室
〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6
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魅力、利用、継承

樽に漬け上がった高菜漬け

 「貝地」は地名で、現在は石岡市の市街地になっている。
貝地高菜は葉かしら菜の一種で貝地地区を中心に古くから栽培されていて、すでに江戸時代には「高菜漬け」として利用されていたと伝えられている。

 冬から春、とうが立つ前に収穫して塩漬けすると、辛さと風味がよく、漬けても緑色が濃く残るのが特徴で、何といっても春先の漬け物が切れる頃に食べられるので貴重がられている。

 栽培方法は、有機肥料と無農薬で密植栽培されるのが特徴である。

 地域特有の野菜として位置づき、晩春の漬物用として喜ばれてきたが、都市化の影響や栽培者の高齢化によって現在は自家消費程度になっている。今後、貝地高菜の生産拡大をするため後継者達が検討をはじめている。