大浦ごぼう(おおうらごぼう)

形はごついがやわらかで美味――千葉県八日市場市大浦集落

調査地:千葉県八日市場市
産地:千葉県八日市場市大浦集落
生産量:800本
生産者:8戸
流通・購入ガイド
良いものは成田山新勝寺と契約した1000本しかないので、基本的に市中に出回らない。朝市等に規格外品や含め煮にした加工品が若干出回ることもある。
入手先に関するお問い合わせ
大浦ごぼう保存組合
調査内容のお問い合わせ
食育を考える会
〒292-0453 千葉県君津市筧輪867-5
TEL 043-294-0283

魅力、利用、継承

含め煮:約二日かけて煮込んだもので、朝市等で販売される。

 二百数十年も前に大浦村の鈴木四郎兵衛という人が、ゴミ捨て場に生える大きなごぼうを発見し改良したとされる。長さ1m、胴回り30cm、重さ4〜5kgにもなり、中は空洞。こんな立派なごぼうは、大浦地区の粘土質土壌でないと育たない。

 見た目はごついが、含め煮にするとやわらかくて美味しく、「勝つごぼう」「勝ちごぼう」と呼ばれ、成田山新勝寺の精進料理に欠かせない。地元の祝い料理にもつくられる。

 8戸の農家が責任感と誇りを持ちながら栽培に取り組んでいる。タネは門外不出で、代々自家採種がおこなわれてきた。水はけのよい腐植の多い斜面畑が適し、また連作に弱いので同じ畑では5年に1回ほどの栽培としている。

 昭和41年、八日市場市指定天然記念物。