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つちくじら偉大な海の恵みと鯨食文化――千葉県和田町
魅力、利用、継承
江戸時代のはじめ、紀州からきた鯨組によって始まった南房総捕鯨も、いまでは和田町の外房捕鯨だけ。国際捕鯨委員会の管理対象外の「つちくじら」のみ、国に許可された7〜8月に26頭を捕獲する。漁があったときに、町民に知らせて精肉を販売する。 南総ならでは食べ方は、漁師が自家消費のためにつくってきた「鯨のたれ」。薄切り肉を醤油・みりんなどのたれで味付けして干し、あぶって食べるもので、にんにくやしょうがのおろし汁をたれに加えるななど、漁家それぞれに好みの味を楽しんできた。 鯨は地域にとって、偉大な海の恵みだった。その鯨食文化を伝えていくために、「和田町くじら食文化研究会」が「むらおこし」に結びつける活動を展開。町は社会人対象の田舎暮らし体験の中に「くじら学」を設け、小中学校では、漁協女性部員や研究会メンバーが鯨食文化を次代へ伝える活動をしている。
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