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のらぼう菜(のうらぼうな)冬を越してきたおいしさ――東京都
魅力、利用、継承
のらぼう菜は菜花の一種で、五日市周辺では、江戸時代に伊奈備前守がタネを配布して栽培をすすめ、天明・天保の飢饉のとき、このおかげで多くの住民の命が救われたとされる。 冬の寒さにあって春に育つのらぼう菜は、おひたしにすると、くせのない甘さ・おいしさで、色が鮮やかで歯ざわりよく毎日食べて飽きない。ごま和えや、芯に薄く衣をつけてあげるてんぷらもおすすめだ。 タネ採りは、「五日市のらぼう」の優れた品質保存のため、自然交配を防げる市内山間地の高齢女性がうけおってきた。9月にタネ播き育苗して、2月末から3月の収穫となる。春を告げる野菜だからハウスによる栽培はしないが、都農業試験場・西多摩農業改良普及センター・JAあきがわが協力して、少し早出しできる系統づくりをすすめている。 JAあきがわのファーマーズセンター・直売所では、おいしい食べ方のレシピをのらぼう菜の袋に入れるなどしてアドバイスし、農産加工グループが、のらぼう菜を地元産小麦粉に混ぜてつくったお焼きも店頭に並ぶ。 |
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