勝山水菜(かつやまみずな)

雪中越冬ならではの風味――福井県勝山市 北市きたいちこおり地区

調査地:福井県勝山市 北市・郡地区
産地:福井県勝山市 北市・郡地区
生産量:50t(北市集落)
生産者:21戸(北市集落)2〜3戸(郡集落)
流通・購入ガイド
  • 北市水菜は福井市中央卸売市場と地元の若猪野市場に出荷されているが、福井市に出回る量は少ない。
  • 郡水菜は地元の郡市場に出荷され、市内の小売店で販売されるのみ。
  • 平泉寺水菜は地元の「大門市」で販売されている。
    入手先に関するお問い合わせ
    勝山水菜出荷組合  伊藤宗一郎
    (テラル越前農業協同組合 勝山支所内 TEL 0779-88-0341)
    調査内容のお問い合わせ
    福井県農林水産部販売開拓課
    〒910-8580 福井県福井市大手3-17-1
    TEL 0776-20-0422

  • 魅力、利用、継承

    おひたし:甘さとほのかな苦味を持った特有の味は、茎(とう)の部分につまっている。

     勝山水菜は、北市水菜、郡水菜というように、集落ごとにいろいろな系統が受け継がれ、茎(葉柄)の色や、味にちがいがある。共通なのは、秋にタネ播きして、雪の下で越冬させ、冬から春に圃場へ水を入れたり、クン炭や土を撒いたりして雪を解かして水菜の成長を早め、とうに小さな花芽をもったころ収穫すること。甘味とほのかな苦味が、とうの部分に詰っていて、春一番の味を楽しめる。

     最近、県衛生環境研究センターの研究で、発がんをおさえる抗酸化物質をバランスよく含んでいることがわかった。

     タネは自家採種が続けられている。勝山水菜出荷組合が活動し、地元JAや奥越農林総合事務所で生産指導・支援している。