河内赤カブ(こうちあかかぶ)

焼畑育ちで野生の風味――福井県美山みやま河内こうち集落と近隣集落

調査地:福井県足羽郡美山町河内集落近隣
産地:福井県足羽郡美山町河内集落及び近隣集落
生産量:4t(H16年度。福井豪雨のため例年より減少。15年度は8t)
生産者:10名
流通・購入ガイド
  • JA越前美山を通じ、福井市内のスーパーへ出荷。
  • 隣接する大野市の七間朝市で生産者が直接販売。
    入手先に関するお問い合わせ
    河内赤かぶら生産組合 西川誠一
    (連絡先 JA越前美山農業協同組合営農課 TEL 07797-5-3111)
    調査内容のお問い合わせ
    福井県農林水産部販売開拓課
    〒910-8580 福井県福井市大手3-17-1
    TEL 0776-20-0422

  • 魅力、利用、継承

    麹漬け。

     河内集落は、1200年前に栄えた牛ヶ原荘園の古文書に記載があり、赤かぶ栽培も古く平家落人伝説とともに伝えられている。焼畑でされるかぶで、そのためか、肉質はやや硬く、ほろ苦さのなかに甘味と辛味があって山菜風の独特な風味がある。かぶの内部も赤く、酢漬けなどにすると色鮮やかな仕上がりになる。

     7月下旬に野刈りし、8月上旬に野焼きしてタネ播きする。焼畑栽培では、施肥も農薬防除もおこなわない。10月下旬から、直径8cmほどに育ったものを順次収穫する。

     「河内赤かぶら生産組合」が採種しているが、県の伝統地場農産物等原種供給事業で原種保存がされている。美山町とJA越前美山で、町特産品として支援をおこない、また過疎・高齢化が進むなかでの伝統農法、焼畑栽培の維持を民間団体「福井焼畑の会」が支援している。